夜桜四重奏 第2話「キミノナハ」

 鬼なだけにお兄ちゃんなのか?。
 よくわからんな。妖怪が被抑圧層のメタファーなんだろうなと思いながらも、部落差別のように同じ民族内でのいがみあいなのか、外国人労働者みたいな民族間でのいがみあいなのか今ひとつようわからん。鈴が同族でまとまりたがるのは同じもの同士のコミュニティで安定化したいということだろうから、外国人労働者(の子弟)っぽいが、言語コミュニケーションがスムースでそれっぽくない。同族内での差別なら、むしろ同一化を求めるだろうしな。
 まぁそうはいっても、あんまり具体的なものでなく、一般化されたものである可能性は高いわな。あんまり具体的過ぎると視聴者の側で好悪が分かれてしまって伝えたいものが空回りする可能性もあるわけで。
 しかし、どうしてもキョンシーだの、バイト先がどうも中華料理屋だの、中国人はあちこちで華僑コミュニティを作りやすいだの、どうしても中国人のメタファーだと思ってしまう…。
 チューニングって、肉体的にではなく、社会的に殺すってことじゃないのか?。他の感想サイトさんのイメージをちょっと目にするんだけど、今一人気がない感じがする。やっぱアニメに癒しを求めているのか、もしかしてひたすら居心地の良いアジールでないと気に入らないのかな?。気持ちはわかるけど、よっぽど平和で豊かな時代でないと、アジールって基本戦って維持するしかないんだよね〜。ある意味労組がそうだったんだけど、権力層に目をつけられていとも簡単に破壊されてきたし。で、それを後押しするバカな国民がたくさんいたりするわけだ〜。今でも有効かどうかわかんないんだけど、この作品の背景がわからない人は無縁・公界・楽 増補 (平凡社ライブラリー)を読むといいかも。