マッハGoGoGo 第41話 鉄のまぼろし城

 秋葉原通り魔事件 - Wikipedia
 都が「ダガーナイフ」規制
 「殺すつもりで車突入」と逮捕の露天商
 自分の妻を自動車の突入事故で亡くし、息子もかたわにされ、自動車に恨みを持つ男が車を鋳熔かして強引に平和利用しようとするお話。いやぁ、突っ込みどころ満載。細かな描写もさることながら、結局自動車は危険な凶器という問いかけに対して、物語上華麗にスルーしているのはどうなんだろう?。
 剛たちを殺そうとしている父親を息子が止めるのはいいとして、唐突に歩けるようになったり、母親を殺したり、自分を事故に遭わせた自動車に対してのなんの屈託も無いというのも、話を単純にするためとは言え、父親の犯行動機の重要なポイントであるわけで、ちょっと戴けない。クリオもあの歳で公道を運転するのはマズいのでは?。
 息子が歩けるようになって、まるでそれまでの自動車に対しての恨みをすっかり忘れて逮捕される様子とかどうなの?。妻が死んだまゝってのは変わらないと思うんだが。それともなにか、取り返しのつかない死は、怪我をさせるよりどうでもいい問題ってか?。
 なんというか、博士の声アテがたぶん覆面レーサー@愛川欽也だろうということはともかく、ビックリ優先の驚かしはともかく、もうちょっと“自動車は人を簡単に死に追いやる凶器である”という命題を深めてもらいたかったというか。冒頭のようにダガーナイフの規制より、自動車の規制のほうがもっと重要だろうにな。え、関係ない?。ま、そうかも。