RD 潜脳調査室 第23話「人間律」

 ん、っつーか、気象分子の散布を行ったら、世界がほとんど滅びるんだろ?。当然その時にはこのジェニー円とか、書記長権限の剥奪に賛成した議員は全員責任を取るんだろうな?。
 まさに小泉の三位一体の改革とやらだわな。その結果日本はどうなったか?。答えは言うまでも無いだろう。
 今まで思考実験だとか、感覚の飛躍とか、哲学的要素とか、お遊びではないが、面白い視点を提供していただけに、唐突感が。感情の盛り上がりに始まって、強引に話をまとめようとしているな。なんかいままでのスマートさがどっかにいったような感じが。ちょっとしたプロジェクトエーックスゥみたいな。もっとはじけようよ…と言っても、まぁそんな段階ではないよな。
 地球律とか、ちょっと拍子抜け。天体の運行による地球に蓄積された歪みの解消が気象現象などで、それを阻害するから世界が破壊とか、本気で言っているのかね?。要するに自然の流れに逆らうなと。調和がすべてだという結論は確かにそうだと思うんだけど、今までの話でそれって言われていたっけ?。むしろ調和の境にある徒花がよく出ていたと思うんだが。
 かといって、この作品がショボンヌというわけでもない。たまたまお別れの時間が来たから店じまいをしただけで、それまでに見せてくれた万華鏡のような世界は、派手でなくても結構面白かったというか。こういう現代世相というよりは、学問というほどでもないけど、思考実験のあれこれを見目麗しく調理して見せるという形態は結構面白い取り組みと思うんだよな。ちょっと高尚な世間話というか。