マクロスFRONTIER 第7話「ファースト・アタック」

 だんだん作画が下降気味。次回はかなり微妙かも。
 マクロスが戦闘機並みの機動を示すのに驚愕。爆撃機というレヴェルですらない。なんか戦闘がむちゃくちゃで、動きが激しければいいってもんじゃないと思うんだがな。
 相手は様子見だから、マクロス側の鉄砲玉に面食らわされたって理屈付けはできるんですがね。普通ルーキーのヒヨっ子が*1突出したら真っ先に戦死なんだが、相手はよっぽど未熟なんだろうか?。最初の戦闘ということで景気付けというのは分かるんだが、どうにもやりすぎの感が否めない。
 話の構成上、こういう回だというのはわかるが、これからアルトもしくはマクロス陣に挫折のときが訪れるのかな?。反戦でなければいけないわけでもないが、相手を無人格化してしまえば思いっきり叩いても良いというわけでもないような気もするが。
 音楽が対立する陣営の相互理解に役立ち、協調を促すというのが無印マクロスのメッセージだと思ったんだが、むしろ攻撃性を昂揚させるように使われていたわな。Fahrenheit911は人殺しをしているという罪悪感を麻痺させるために音楽が利用されていたわけだが、今回の描写では、むしろ相手を攻撃することが(自分たちを守る上で)善であるという理屈付けがなされていたわけで、今後相手の攻撃の理由如何によっては、よっぽど性質が悪いのでは?。本当に相手が無条件で悪いという提示がなされるのかな?。
 視聴者を勢いに乗せるわりに、ほとんどブレーキ要素が見当たらなかったのでちょっと心配。まぁ別にそれがいけないってことでもないんですけどね。全体の中で帳尻をあわすとか、やっぱ人類側は絶対的に善であるというのでも構わないし。

*1:特に周囲への警戒がアレだけおろそかだと