石破大臣が「大きな事故を起こし、大臣としておわび申し上げます」と謝罪したのに対し、新勝浦漁協の外記栄太郎組合長は「徹底的に現場の捜索を続けるとともに、イージス艦のブリッジの中がどうなっていたのか、きちんと確認してほしい」と要請し、石破防衛大臣は「十分承知しました」と答えていました。また、吉清さんの家族４人は「大臣が辞めてしまうと事実の解明に時間がかかってしまうので、きちんと職責を全うして事件の整理をしてほしい」と涙ながらに要望したということです。謝罪を終えた石破大臣が建物を出た際には、吉清さんの親族の女性が「夢で行方不明の２人が『寒い、寒い』と言っている。当時の状況について正直なことを言ってください」と声をかけると、石破大臣は「はい」とだけ答え、車に乗り込みました。外記組合長によりますと、防衛省の発表と、当時、現場海域付近を航行していた仲間の船の船長らが見たことの内容が違うことについて、石破大臣は「東京と横須賀の間の距離があり、自分のところに入ってくる情報が遅いことを反省している」と述べたということです。
なんというか、家族にそう言わせてまで大臣の座にしがみつくかねぇ。本当に真相を究明したいのなら、隠蔽・インサイダー体質の自民党よりもっと適任の方々がいくらでもいらっしゃると思いますが。しかも、現場は情報工作したって報道までさせるんだよな。
海自イージス艦漁船衝突事故 海自幹部、行方不明親子の親族らに口止めとも取れる発言
20日午後、千葉沖で衝突して大破した「清徳丸」の船体を確認した行方不明親子の親族らに対し、居合わせた海自横須賀地方総監部の山崎幕僚長が、「報道陣には知らんぷりでいってください。一言も話さないでください」と、口止めとも取れる発言をしていたことがわかった。
山崎幕僚長は、行方不明になっている2人の親族らに対して、「マスコミがあっちにいるけど、知らんぷりしていってください。しゃべらないでください」と発言した。
これは、口止めとも取れるもので、海自への不信感をさらに強めるものとなりかねない発言といえる。
えひめ丸事件で、あれほどアメリカが謝っているのに、マスコミに遺族を煽らせて該当高校のBBSまで炎上した経験を生かして、家族に金を渡したのかどうか宣撫工作。どうせその金は税金から出ているのだろうが。
まぁそうはいっても事故自体は石破長官が起こしたわけでもないので、このことで辞任する事はないとは思う。むしろ汚職だの横領だのの政治家としての犯罪行為で辞任はスグすべきだとは思うが。まぁ海自幕僚長も更迭らしいから、大臣も責任をとるべきではあろうな。
そもそも功績があったわけでも、必要性が増したとかでもなく、単に安倍のパフォーマンスで防衛省に格上げしたのが大きな間違い。もともと防衛庁であるのが前提で、この事故を教訓に、さらに格下げして警察庁の下部組織、｢警察庁防衛部｣ぐらいにしたほうがいいんじゃねぇの？。予算規模も人員規模も最大の部局ってのもヘンだけど。でも庁を名乗っていいほどの大層な組織でもないわな。
