『アメリカ:自由からファシズムへ』視聴終了。

 http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20080127#1201428361で、GoogleVideoの五分割になっている奴。字幕はコメント機能を利用しているらしいので、ブラウザで視聴したほうがいいですね。というか、作品自体がテロップの塊のようなモンなので、英語の素養の無い自分としては、もう字幕首っ引きで視聴するしかないんですが。
 しかし、合衆国政府が法律も無いのに所得税をとっているとは驚き。っつーか、日本は自民党違憲でもどんどん法律化してしまうわけで、まぁどちらもドロボーには違いないわけだが、あちらが自由の国ってのも幻想に過ぎないわけだ。税金の話でいえば、以前は国税収入の7割〜8割を占めていた法人税が、いまや半分を切っており、ということは半分以上が法人ではなく国民個人の税金で国家が運用されているということになる。でも自民党は国民には更なる負担を、大企業には便宜だけを図っており、これでは国民の代表とすらいえない。自民党のやっている事は国民の懐から金を掏り取って、自民党や大企業の幹部で山分けしているわけで、これは立派な泥棒である。
 映像では他にも電子投票システムで、必ず僅差で与党が当選するように仕組まれたシステムを運用していることや、国民IDカードの危険性を訴えていた。あちらが素晴らしいと持ち上げるわけではないが、日本のマスコミとか映像作家は、いかに娯楽作品を作り出して国民の身に迫る危機から目を逸らせるかに汲々としていて、あくまで権力者に取り入ってなりあがろうとする人が多いが、アメリカあたりこういう批判を出せる素地なり、それらを受け入れる層がいるなどの素地があるなり、いい意味でも悪い意味でも懐が深い気はする。
 しかし、銀行のあくどさのナレーションで流れる各国紙幣の映像のど真ん中に、日本の千円紙幣が堂々と鎮座ましましているのがワロタ。まぁ近年の政府が国富を率先して外資に売り渡すとか、日本銀行の愚かさ加減があちらでは有名なんだろうな。自民党があれだけ悪政を布いていてもデモすらしない国民性は、ユダヤを頂点とする世界政府が経営する人間牧場の忠実な奴隷として注目されているということか。