もっけ 第12話「マジモノ」

 捨てるぐらいなら流せよ、よりによって川端だしと。
 というわけで、今回のテーマが今ひとつわからなかったワタクシです。で、いきなり話は逸れるんだけど、とくに「もっけ」の場合、サブタイの意味を調べてみようとググると、とたんにもっけアニメ感想ばかりにぶち当たってなんだかなぁですよ。マジモノも、呪うものとかマジナうものという意味らしい。ますます意味がわからん。
 特に爺ちゃんは、はじめは橋をよけて通れと言ったのに、瑞生が無理して通ると笑っていたというのが混乱する。特に瑞生が奮起して橋を渡るシーンでは昂揚するBGMだったので、視聴者をあの行動に注目させていたのは間違いないんだが…。
 凧揚げと雛祭りが重なるというのも微妙な感じである。爺ちゃんがお祓いをやっているんだったら、当然旧暦で雛祭りを行うもんだと思ってしまうんだが、椿が満開だったし新暦っぽい。でも山の木々は新緑がまぶしいという描写でもなかったから、やっぱ旧暦で新暦でいう4月ごろなんかなとも思う。橋で憑かれようとしたのが瑞生の家で雛を飾っていた時期なんで、その直前にあの雛は捨ててあったと考えるべきで、捨てられた雛の気持ちはわかっても、雛を捨てた人の気持ちや事情まではわかりにくくなっているのもつらい。
 唯一理解できるのは、昔は人が死にやすかったから(その厄を人形に背負わせて流すという儀式が雛祭りの基になっている)ということなんだけど、では何でながさないの?とか、人形には人の気持ち(願いだの怨念だの)がこもりやすいというのもわかるが、今までさんざん勿怪に憑かれた瑞生が今回はなんで憑かれなかったのか?とか、やっぱりわかりにくい。
 爺ちゃんがこっそり祓ったりせず、周囲にわからせるために敢えて放置した意図もわからないでもないが、それが今話のポイントであるとするならば、下敷きが薄いような気がしてしまう。
 まぁわからないこと尽くしなんで、もうちょっと考えてみるというか、キーワードを含む日記でもしてみます。正月ボケしてんのかなぁ?。