防衛省が休日の幹部26人の行動を把握するために検討していた全地球測位システム（ＧＰＳ）付き携帯電話の導入について、省内で見送り論が出てきた。前防衛次官の守屋武昌容疑者の週末の居場所を把握できなかった反省を踏まえた対策だったが「位置情報が外部に漏れかねない」という技術的な問題が浮上している。
導入積極派だった石破茂防衛相は29日の参院外交防衛委員会の答弁で「（ＧＰＳ）電波がどう把握されるかも考えなければならない」とトーンダウン。同省幹部も「悪意を持った組織や第三国が諜報活動で電波を入手すれば幹部の居場所が即座に割り出され、かえって危険。技術的な壁を乗り越えられない」と語るなど、朝令暮改の可能性も出てきた。(07:02)
防衛庁の職員が防衛庁のことを決めちゃったらダメじゃんと。
参院改革へ協議会設置決定
参院は30日の議院運営委員会で、江田五月議長の諮問機関として参院改革協議会を設置すると正式に決めた。12月4日に初会合を開き、最高裁が定数是正を促した選挙制度の抜本見直しなど参院改革に向けた検討を再開する。民主、自民、公明、共産、社民の各党から代表者が参加し、座長には民主党の平田健二参院幹事長が就く。(07:02)
いや、だから参議院で何が問題になっていて、どう解決したいのかすら見えてないんですけど。
防衛省天下り、三菱重が最多
防衛省は30日、幹部事務官と幹部自衛官が過去5年間に、同省と契約関係にある民間企業に再就職した数と企業名をまとめた。最多は戦車や戦闘機など幅広い取引がある三菱重工業の28人で、契約金額は1兆4194億円と他を圧倒した。次いでＮＥＣや三菱電機など大手が並び、契約金額の大きさに比例して天下り人数が多い実態が明らかになった。
調査は前防衛次官の守屋武昌容疑者の汚職事件で、防衛省と企業の癒着が問題視されたことを踏まえて実施。2002年1月―06年12月末の間に防衛庁長官の承認を得て再就職した人数をまとめた。(07:02)
いや、東条英機の次男が徴兵回避のために就職していた三菱重工が、これまた太平洋戦争の戦犯で構成された自民党が牛耳る政府とべったりなのはあたりまえなんで…。そこをどう切り込むのかって視点が日経には全然ないわな。
与党の違法献金、疑惑の捜査着手・英、政権に痛手も
【ロンドン＝岐部秀光】ロンドン警視庁は30日、英与党・労働党が不動産事業者のエーブラハムズ氏から約65万ポンド（約1億5000万円）の献金を偽名で受けていた問題について捜査を開始した。10月に前倒し総選挙見送りを決定後、支持率が低迷しているブラウン政権にとって大きな痛手となりそうだ。
英紙報道によるとエーブラハムズ氏は自身の名前が表ざたになるのを避けるため友人らの名前を使って献金していた。(14:47)
まぁブラウンもふたを開けてみればブッシュ利権べったりだったわけで。ブレアがブッシュべったりなイギリスのイメージを払拭するためにやめたと思っていたんだが、労働党という庶民の味方というのを看板にしている割には金持ちべったりなのはどういう詐欺かと。
しかし要旨としては、イギリスですら違法献金が問題になっているのに日本の違法献金はなんでスルーなんだ？という点だろうな。企業献金として公表されている何倍も（何＝2〜3ではない。数十倍から数百倍）の献金がなされているわけで、検察もその気になればいくらでも自民党なり民主党なりの議員を、それこそ議員の数の数百倍の件数で摘発できるはずなんだが…。まぁ権力の味方検察が、特権階級の便宜を図って自分立ちも甘い汁を吸っている以上ちょっと期待は出来ないかな。
実は今週とある店で買い物をしたのだが、在庫を探している時に事務所で待つという状況になった。その事務所に自民党の下部組織から電話があって、さすがに内容自体は聞く事は出来なかったんだが、まぁ浸透力がすごいわな。もともとその店が自民党と懇意なのか、それとも自民党が地方の便宜を図るから支持をうんたら…というお誘いの電話かは判断がつかないんだが、まぁ癒着合戦は昔から行われているんだろう。
難しいところだわな。結局自民党は消費税を上げて貧乏人からもショバ代を掠め取ろうとしていて、その金をいろんなところにばら撒いて支持を得たいってとこなんだろうが、森永卓郎が年収300万で慎ましやかに過ごそうといった矢先に、国民を一斉に非正規雇用に落とし込むという非道に出たわけで、年収100万台で暮らさなきゃならない層がいっぱい出てきてコンニチハという段階。
デフレで国民は安いもので暮らすことが出来てさぞかしたんまり溜め込んでいるだろうかと思いきや、実は給料を絞られてスッカラカンで、金持ちの貯金だけが唸りに唸りまくっている状況。かといって金持ちに有利な税制を変えようとするつもりは自民党にはさらさらなくて、貧乏人から金を巻き上げることしか考えてない。そこに民主党が擦り寄っているように見えるのでちょっと不安ではある。
