なんか疲れたよ。

 今日も明日も出勤。ここ数日政局の動きを見ていて、なんかもりあがんねぇなぁと思っている。防衛庁の不祥事は、実はロッキード事件リクルート事件を上回る、与党汚職の大事件のはずなんだが、検察がまた特権階級の味方をしているとか、福田首相閨閥毎日新聞社にいるとかで、マスゴミの糾弾もゆるやかであるとか、わかっていたこととはいえ、この国がどうしようもなくなっているのにげんなりする。
 防衛費予算が5兆だとか6兆だかなんだが、そのうちの7割が随意契約。予算を3倍に見積もって税金からおとし、自民党の議員がキックバックとして1割受け取っていたとすると、まぁ少なくとも何千億もの金が自民党によって泥棒されていたわけで、まさにロッキードの何百倍何千倍?という桁の違いである。商社を通すと自民党の懐に入る額が少なくなるとかで、自民党の議員は守屋事務次官にあてこすりのつもりか、米国企業と直接取引きをして、防衛庁職員の懐には1銭もやらないぞと脅していたらしい。
 まぁ三菱とかの財閥が軍部と結託して甘い汁をすすってきたという戦前からの政軍官の癒着はもう日本のお家芸ではあるわけなんだが、ここまであからさまかねぇ。特に軍に納入する兵器類は機密事項だからといって、周囲に見えないことをいいことに隠れてやりたい放題やって来た歴史があるわけなんで、戦前以来からの悪事がようやく日の目を見たといった感じか。
 自民党がやれ改憲だの憲法九条は見直しだの言っていても、威勢のいいことを言いながらも自分が戦場に行くのはいやで、あの東条英機ですら自分は将軍だから大本営で安穏と偉そうに一番後ろで人を死に追いやっていたわけで、しかも長男は利権の温床満州発電所勤務、次男は軍と結託して欠陥商品ゼロ戦をつくっていた大財閥三菱の開発チーム、三男は軍には居たけど後方勤務で安全地帯で決して前線にはやらなかったわけだ。戦争に負けても自決などせず恥を晒したわけだ。乃木希典は、司令部とはいえ戦地に赴いて指揮し、二人の息子は前線で戦死、日露戦争自体は勝っているのに、明治天皇の訃報で陛下の赤子を無駄死にさせた責任感で殉死したわけで、いくらムノーと言われた所で、東条は国を滅ぼしたわけなんで、罪が全然違う。岸信介アメリカに国を売り渡して死刑を免れていたから、東条もムボーな戦争に日本を駆り立ててアメリカに占領させたアメリカにとっての大恩人なわけで、最後まで岸のように無罪放免されると信じていたに違いない。まぁはじめっから自分は死ぬ気なんてなくて、人を死に追いやって国が混乱している時に火事場泥棒をしたわけだ。長男は金融界に君臨し、次男は産業界に君臨し、三男はあの役職の少なくなった自衛隊で、将軍にまで登りつめたしな。孫は孫で東条の名を利用してまた政治の場に踊り出ようとしていたわけで、恥知らずもいいところである。孫子の代まで日本を喰い物にしている。
 自民党も同様である。インド洋無料ガソリンスタンド法案には異常なこだわりを見せているが、本当のテロ撲滅の実行部隊であるISAFは反対しているわけで、それはなんでかといえば、ISAF参加だと自民党に金が全然入らないが、インド洋無料ガソリンスタンドだと、一割のキックバックがもらえるからだ。あぶらの値段も相場の三倍らしいし、無駄遣いすればするほど自民党が肥え太る構造になっている。
 で、増税ですか。最初っから最後まで人の金を盗むことしか考えてねぇな、自民党は。
 結局防衛省庁の不祥事のマイナスイメージで、自民党は解散を引き伸ばす作戦にでたらしい。こういう状況になって後付けで民主党の戦略みたいなものが見えてくるような気がするんだが、もしかして大連立の際の小沢関連のゴタゴタや、民主党は立候補議員が少なくて、早めの解散総選挙だと不利という情報は、むしろ早めに自民党のほうから解散してくるようにするために、わざと流していたんじゃないかとすら思えてしまう。防衛省庁の不祥事は別に解散が決まってから流したって効果的だしな。
 共産党がなんかナナメ上の行動をとっているように見えるが、早く政権交代してもらって、警察庁長官国家公安委員長の職はぜひ共産党の議員にやってもらって、自民党の悪事を全部出して、戦前からの膿を出し切って欲しいと思う今日この頃。