やっぱり強行採決か。

 もうリンクすらする気が起きないんだが、明日にはインド洋無料ガソリンスタンド法案が衆議院強行採決されるっぽい。そのために安倍の辞任騒動なりで無駄な時間を使い、これほどイラク侵略への転用が明らかになっているのに、委員会での審議は尽くされず、またまた自民党のゴリ押し。
 しかし、こういう展開になってみて初めてわかったような気がするんだが、結局民主党の大連立騒ぎも、インド洋無料ガソリンスタンド法案の足留めだったんかいな?という気がした。自民党としても全会一致で売国法案が通ってくれるほうが後味がいいわけで、民主党が「連立をするかも」という気を見せているように思えたからこそ、下心見え見えで誘っていたと。もし大連立騒ぎがなかったら、多分この売国法案は先週あたりですでに決まっていた可能性が高いわな。なるほど、もし参議院自民党大敗の直後、森元からの連立打診に早々Noを突きつけていたら、安倍が辞任することもなく最初っから大連立の目はないと、先月の段階で無料ガソリンスタンド法案が通っていた可能性すらあるわけだ。いやはや。
 ほんでもって日経だと自民党の支持率が4%アップの民主党支持率が4%ダウンということらしい。日経は大連立の目がなくなったその翌日にはサイトのトップページにナベツネの著書の宣伝を行うなど、これまた売国度が激しい。他の新聞だと福田内閣の支持率は10%ダウンだの書いてあって、もう何がなにやら。
 今回の売国法案について言えば、これほど民主党が時間稼ぎをし、赤旗をはじめとする糾弾紙がやれイラク転用だの、防衛庁トップの不祥事だの、給油に関して自民党が多大なキックバックをもらっている(つまり、国民の税金をアメリカに売り渡すだけでなく、自分の懐にこっそり横領している)など、与党の不正(ついでに言えば違法行為)を明らかにしているのに、本当に国民世論は給油に賛成なんだろうかね?。もうマスゴミの発表は信用ならないので、本当に給油に賛成している国民が多いという発表は眉唾なんだけどね。
 うーん、真の政治家とは?というテーマで、私が昔学研の科学と学習で読んだ、私財をなげうって天竜川の治水に尽くした金原明善や、通潤橋で灌漑を指揮した布田保之助など、立派な政治家の話を書こうかと思っていたのだが、そういう余裕はないねぇ。別に金原明善のように私財を投げ打てとは言わないんだが、せめて自民党売国奴には泥棒は止めていただきたいとしか。金をもらう代わりに日本のためになることをひとっつもやってないしな。ホント特権階級だけに都合のよいことばかり。