ファンタ 謎のフルーツ

 久しぶりのソフトドリンク物。いつも行っているドラッグストア、ソフトドリンクの新製品をあまり置かなくなったのか、それとも私が行くタイミングが悪いのか、これはと思うものがない。バブルマンシリーズももう終わっちゃったんですかね?。
 さて本題だが、味そのものは悪くないが、2〜3分ぐらいしての後味が今一。ちょっといがらっぽい感じがする。謎のフルーツとある通り、何味かを当てさせる企画らしいのだが、自分は桃と林檎と予想した。ラベルに「WEBで秘密を解き明かせ」とあって、URLを入力したんだけど、サイトではさらに携帯電話へアクセスとかあってげんなり。日本のキャリア対応の携帯電話持ってないんですが。
 というわけで、ネットで検索するといちおう答えを明かしてくれるブログがあった。どうも答えはピーチストロベリーということらしい。
 まぁソフトドリンク業界が、もう既にメガヒット商品というか、息の長い商品開発を行わなくなって久しいが、話題作りのための企画というメタ構造に陥っているのはどう考えたらいいんだろうな?。こう「そんなものはダメだ」というつもりもなく、企画自身面白い試みではあると思うんだが、一抹の寂しさを覚えるというか。はじめっから限定企画商品なわけで、開発された商品は使い捨てなわけだ。
 飲んでみるとわかるんだが、一夜限りとはいえ味に手抜きをしているようにも思わない。後味は今一だが、舌をなでるような甘味というかまろやかさは(甘ったるいという人もいるみたいだが)評価できると思うし、炭酸と味のバランスが発売時期を考えると、絶妙に考えられていると思う。もしかすると投げやりな態度だったのかもしれないが、製品開発者も努力しているような気がして、企画担当者に使い捨てされるオレたちって…というペーソスを感じないでもない。
 そして、刹那的にこの企画に乗っちまう消費者も消費者なんだろうなとは思う。まさにこの商品を買った私もそうだと思うんだが、こういう方法がまかり通ってしまう商慣行ってなんだろうな?と世の中を振り返らざるを得なかった。