やっぱり時節柄触れておきますかね。

 内閣改造について。安倍のお友達人事があまりに酷いので、派閥重視で行ってみました本当はやりたくないけどみたいな感じだそうだ。通勤のラジオで特番をやっていて、インタヴューとか聞いていたが、どうも安倍は人に決めてもらった名簿通りに頼みに行っただけで、自分から足繁く通って国政について語り合ったりしていないっぽい。数人はある程度のお話はあったようだが、ほとんどの閣僚が通り一遍のことを聞いただけで、安倍も真剣に任せるつもりもないし、大臣も真剣にやるつもりは無いように聞こえた。
 まぁ当の本人たちの国政に対してのやる気が全く感じられないので、これからどうなるかなんて正直興味はない。どうせ自民党自民党による自民党のための政権で、国民のためなんてこれっぽっちも考えてないしな。もしかするとまぐれが積み重なってうまくいくこともあるんだろうが、仕掛け人は自民党最後の政権と見限って、人目につかないよう如何に私腹を肥やすかに邁進するであろう。長くなった。
 以前の組閣のときにも気にはなっていたんだが、無任所相が多かったのにあらためてびっくり。日本の場合、政治家に法案作成能力がないので、日本を良くするにせよ悪くするにせよ、手足となって働く官僚がいない大臣は、まずたいした仕事が出来ない。兼任が多いのでつい見過ごしやすいが、実は大臣の数はベラボーに多いのだ。以下羅列してみる。

 以下無任所大臣(大臣の前に“担当”がつくらしい)

 以下大臣ではなく補佐官

 まぁビックリだわな。新世紀に入ってからの省庁再編前と比べてもポストが多い。まぁ郵政民営化で効率化というのもウソだったように、省庁再編してスリム化とかもウソだったよね!ということで。副大臣まであるから省庁再編前の倍以上ポストが増えているということになる。
 まぁだいたいやる仕事もないのにポストが増えるってのは歴史的に見ても国が滅亡する直前にはよく起こっていたことで、何も珍しいことではない。旧ソ連でも良く見られたと思うんだが、大祖国戦争の生き残りでも救国の英雄でもないのに、崩壊前の軍人の胸元に勲章だの略章だのがゴッテリついたアレとでも考えればよい。ソ連でも崩壊のドサクサに帝国陸軍と同じように横領だのが横行したらしいが、今度もそうなるんだろうか。