といっても宝酒造のウィスキーの話。年明けに買って飲んでいるのだが、そもそも晩酌の習慣がないのでしばらく放置状態が続いておりました。自分的には次の日に残らない焼酎のほうがいいんですが、職場の人に勧められたのと、度数を考えるとやたらコストパフォーマンスがいいので、気にいれば常用しようかと思っておりました。
 一言で言えば、「飽きた」。なんつーか、人間贅沢はせられん(方言)とはよく言ったもので、不味くもないし、宣伝どおりマイルドで飲みやすくもある。けれど、ホント経験というのは恐ろしいというか、バランタインの17年を一度飲んだことがあって、どうしてもアレと比較してしまうのだ。そりゃ飲み比べをすれば一口瞭然なのであろうが、凛単体で飲んでいてそんなにバランタインと違いがあるようにも思えないのだ。
 では何が違うのかといったら、本でいう読後感という言葉があるのであれば、飲後感が違うのだ。のどに焦燥感が残る感じ。それが結構後にひくんですよ。チョコレートなど、ウィスキーと合うというつまみと一緒に食べても引き立てあうってのがあんまり感じられない。
 やっぱ酒ってのはよくわかんないですな。口に入れてずっと滞留させればそりゃピリピリもするのだろうが、口当たりまろやかで、ちょっと爽やかさもあって、ホント味に限って言えば、高級品との違いがわかんないんですよ。