うおっ部長! 第1話

 初っ端からおトボけ作品の感想とはアレだが。
 いわゆる風刺モノということでいいんだよな?。見るからにストーリー重視でもないだろうし、キャラクターの魅力でひきつけるものでもないだろうし。
 舞台は1万年後の地球。戦争後に地球全体が海に沈み、人類は魚人類として海底で暮らす時代。親の七光りで部長になった主人公が放浪する話。第一話は友人にいいように騙され、すっからかんになった部長が腹が減ってサザエ販売会社の売り物に手をつけていざこざを起こす。サザエ販売会社の社長は自分から働こうとしないし、現実から目をそむけて「大丈夫」ばかり言っている。今のところ他の社員は経理のオバちゃんしかいない。
 まぁどこの国の縮図?みたいな感じですかね?。主人公は部長というだけで威張り散らしており、サザエを盗んで喰っているのにやれキャビアがないとか文句タレまくり。商品のサザエはおいしいということだろうから、もしかして少ない給料でこき使われてサザエを作っている社員とかでてくるんだろうか?。
 ゼロの使い魔の流れで見てみたが、一発芸っぽいかんじですわな。BGMにこいこい7のものが使われていたりしてチープ感あふれます。3DCGなんだけど、この6分ほどの作品を一人で作ってたりするのかな?。GyaOではPV、OPとEDをカットした本編、OP、ED、OPとEDと本編をくっつけたオリジナルバージョンが別々に視聴できますが、本編だけを見れば十分だと思います。
 繰り返しますが、風刺モノなので現政権やクズ会社のダメっぷりを今一度確認したい人だけどうぞ。ヘタをするとかえってストレスが溜まるかもしれません。まぁダメ管理職にこき使われていてそれに気付かない社員の方々は、自分の置かれている境遇がどんなものか今一度確認するのにはいいんじゃないでしょうか。