魔法少女リリカルなのはStrikerS 第3話「集結」

 いやにゆっくりしてんなぁという印象が。
 前期、前々期が事件に否応無く巻き込まれる導入だったため、組織の発足からの今期はどうもドライブ感に欠ける印象がする。いちおう特殊事件に対応するための臨時組織っぽい編成のされ方のように思える。後ろ盾をもってこないと対応ができない組織って何よみたいな感じもする。通常の部署に担当させるのが普通のあり方だろうし、手一杯でとてもそこまで対応できないという描写はあったほうがいいのでは?。しかしなのはもフェイトも出向かよ。
 やたら金のかゝった訓練施設だなぁと思いながら見ていた。運営コストが少しでもかゝるもんなら、訓練一つにしたって計画書なりなんなりを用意しなくちゃならないのが大きな組織での手続きだったりするので、なのはが発足直後から訓練をはじめるってのはなかなかやり手なんだろうなと思わんでもない。新組織だとまず部下上司ともに職場環境の整備(今回シャマルがやっていたように)から始めるもんだろう。
 訓練自体は説明っぽくて今一。使っている技が凄いというのは余計かな。視聴者に対する説明が主目的なんだろうが、前期までのなのは達の技も特に関心が無かったので、ざっとした強弱関係や構造がわかればいいのでは?と思っているし、それで充分なのでは?とも思う。もうSFですらないので、よっぽど魔法自体に現代の社会構造なりなんらかの記号が受け持たされているのでない限り、魔法そのものに関心はないんだよね。
 まぁなのはが前線指揮官として新部隊員を鍛え上げたり、フェイトやはやてが新組織のプレゼンに奔走するあたり、勢いが少しなりとも感じられたのは自然かな。おいおい説明されていくんだろうけど、まだまだあの世界がよく理解できない。前話で疑問に思っていることもほとんどわからんかったですし。
 しかしフェイト達ではないが、グリフィス君って誰?とは思った。未だに思い出せないのだが。