ウエルベールの物語 〜Sisters of Wellber〜 第3話「復讐の章」

 市長・裏帳簿となんてタイムリーな!。狙ったわけでもないだろうに。
 目が醒めたのが姫さまの台詞。理由が言えないのならこの場を去る、だから事情を話せ*1とな。こういう台詞が吐ける人間になりたいよな。脚本は坂井史世。題材はありきたりのものでありながら、手堅くまとめキラリと光る要素がかなりあった。この作品をかなり見直しましたよ。
 リタ姫は確かに世間知らずかもしれないのだが、性根の据わった人ですわな。姫さまが刺した相手は死んではないらしい。政略結婚を承知の上だから相手を刺すからにはよっぽどの事情があったんだろうというのを想起させるのもうまいですわな。この話を盛り上げすぎないのもあとのことを考えてのことだろう。リタの気性の紹介を軸に、ティナ、ゲストヒロインの物語をバランスよく配置、視聴者の誘導も自然でした。あぁ、ティナはこれで姫さまに借りを作ったんだよな。そんなことをあげつらう姫さまではないだろうが。
 ボルじぃの燃料はどうやら原油そのものらしい。

*1:言えない事情なら、ここにとどまるわけにはいきません。私たちは一刻も早くグリーダムに行かなくてはならないのですから。事情を、聞かせてくれませんか?。