RED GARDEN 第22話「光」

 みんな殺して大団円 というのを思い出した。
 放送局によっては全24話やるところがあるとか見たような気がするんですが、今公式に行ってみると全22話とあった。最終決戦前の話を切ったり、決戦中のエピソードをいくつかごそっと抜いたような気がするが、たぶん全24話分放映しても大筋は変わらないような気はする。ただ、今視聴直後で整理しきれていないのだが、アニムスとドロルの因縁とか、呪いの書の意味とか、随所に現れていることへの理屈付けがほとんどわからない。ケイトとエルヴェのポエム朗読合戦を聴くので精一杯。
 話としては“生きる”というのを肯定的にとらえ、その選択の未来を明るく描くので終わっていた。ルーラあたりも生きることの希望を述べていて、最終話が全体的にそういう方向性で構成されていたのでまぁそうなんだろう。しかし、地下室で永遠の命を放棄してまで死にたがっていたあの少女たちのことを思えば、生き続けることの代償みたいなもんがある筈で、本当なら切られた2話分でそこんとこも描写するはずだったのかもしれないと思うととても残念である。もしかしてホントに“生きること万歳”だけで終わっていたのかもしれないのだが。彼女たちの日常で生きることは大変だという描写はもうなされているので、「いやなこともたくさんあるけど、それでも私たちは生き続ける」ということなのかもしれないし。もうちょっと考えてみれば、二つに別れた呪いの書の意味とかもわかるとは思うんだけど、今解釈するはここまで。もしかするとそれっきりなるかもしれませんが。
 公式にあった「デッドガールズ」は、放映されなかった2話分の予算を使っていいという企画のなのかも。しかしあんまり食指は動かないかな。まぁ全体的にみて評価はおもろ+。たぶん2話分が完全に作られていたとしても評価は変わんないと思う。感想サイトさんで評価されていて、GyaOを通じて見始めたのですが、おもろいおもろい。実は感想サイトさんの記述を見ても、どんな作品かよくわかんなかったのですけどね。もちろん放映前には公式サイトを見ていて、やっぱり何がなんやらようわからん感じで初めから切っていたのですよ。まぁよくあるグダグダアメリカンドラマのにほひがしましたので。でも途中から追っかけてよかった。一般ウケはともかく、アニオタには安心してお勧めできる作品です。