ロケットガール 第2話「アッセンブリ -assembly-」

 なんじゃそりゃという展開。
 宇宙飛行士になるためには?というガイド編。なんつーか太陽の簒奪者のシリアスとも違うし、クレギオンシリーズのような無頼とも違いますわな。結構とっかかりになりそうな部分は多かったのだけど、どれもさらっと流されていて、どうにもネタとして惹き込まれるほどでもないのが感想を書く上で苦しい。
 なんつーかハンクス酋長を見ていると危なっかしい立場だわなと思った。酋長になったのはたぶん彼を通じて流れてくるSSAからの配給物資をありがたがってのことだろうし、嫁がたくさんいるというのもその報いってとこなんだろうね。ちょっと違うけどカーゴ神話になっちまっているのではないか?と思った。ほらソロモン諸島ってメラネシアそのものだし。
 バックアップクルーと聞いて花火と喜ぶマツリの様子におかしさを感じたが、そもそもロケット爆破シーンの意味がわからず花火と大喜びする原住民の姿もこれまたカーゴ神話成立の精神構造に重なっていてやるせなさを感じる。精霊の通り道ってのはどうなったんだろうな?。
 タイトスーツはスタジオ・ファンタジアでなかったせいか、エロさ加減に抑制が見られた。色気のない開発現場なだけに、サーヴィスカットはコレしか期待できないので、今後の描写に期待。おっと手がすべったというの、大歓迎。