がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第5話「ふたりっきりの、夜」

 うーん、方向性はこっちなのか?。
 金月脚本でした。たしかに濃密ではあったのだがちょっと戸惑う。大学で過ごす雰囲気をミックスしていて、自分にとっては懐かしさも感じられる作りなんだが、これでいいんかいな?と思わんでもない。今回のような構成ならいいのだが、そもそも仲良くなるために仲良くなるという方法論ってのが破綻しているというかなんというか。どうしても高校生向けの物語というよりは一般人の働き方の問題として捉えてしまうために、どうにもこの作品に期待するものが大きすぎるんではないかと反省もしたりする。しかしともすれば使い捨て*1にするだけでなく、後ろから撃ってくるような指揮官とか兵站が十分でないから先を見越して取ってあるタマを横取りしたり、その権限が無いのにこっちを囮にしようとする同僚が欲しいわけでもない。自分に欲しいのは友達ではない「戦友」なんだと思ったりして、それはもしかすると高校生も一緒なんかと思ったりするのである。
 まぁ大きな流れに肯定的であろうと否定的であろうと、いわゆる生徒会は生徒たちの溜まり場というところからの拡張として、文化祭という生徒を巻き込む機会を存分に発揮する場で「友達から仲間へ」というメッセージはなるほどと思った。前回であまりに個人的な落とし込みを見せてきたので、もうええんかいなと思っていたのだが、よくよく考えてみれば一貫していて、こういうテーマにするのを読めなかった自分にあきれ果てている。方法論として順当ではないかと。まずイメージを示した上で、誰にでもわかる具体例を見せる。あとはその間を埋めていくだけってなかなか良くできているのではないかと。イメージ→具体例の提示をリーダーがやってしまえば、あとの補完という仕事は部下がやれるわけで。
 桃ちゃん当番回があるのかと思ったら違ってました。彼女は最後までああいう立ち位置なんだろうか?。OP・EDにも主要キャラ扱いされているから、そのうちキョーレツに巻き込まれてしまうような気もするのだが。ポッポーォズー。

*1:なんつーか、いざというときには使い捨てにするから申し訳なくていい思いをさせているだけなのに、いい思いをしていることを勘違いしてそれを利権化して、いざというときには他人を使い捨てにしているってヤツが上のほうに多いよね?。