史上最強の弟子 ケンイチ 第11話 「裏切りの拳 武田の悲しき過去」

 作画が間に合っていませんでしたね。
 黒抜きの動画でした。どうも大陸あたりに外注していた仕事が期日どおりに返ってこなかったと見受けられますがどうか。お話のほうはまぁ想定の範囲内というかありきたりではありました。アヴァンも前回のおさらいで、5分ぐらいはやっていたんじゃなかろうか?。
 まぁ格闘技というか武道は、たとえば球技あたりよりも「相手を負け組にして頂上にのし上がる」傾向が強いのですが(だから武道で得られる力は軽軽しく一般人に振るわれるものではないとか、世の中の役に立てるというお題目が必要だったりするわけなんだが)、この作品らしく戦いを通じて人を活かすというところに落とし込まれておりました。ふつうスポ根なら試合自体が自分と相手双方の向上に役立ったというふうにして終わることが多いのだが、ドンくさくとも問題解決に向けていろいろな要素を盛り込んでこようとする姿勢は素直に評価したい。ケンイチにいわれなくとも武田@矢尾一樹のフェアさは鼻につくほどでしたし、もうちょっと裏切られ方に毒を含んでもよさそうな気はした。あれじゃぁ裏切りというより単に運が悪かっただけと見えてしまう。しかし宇喜多も武田もあれじゃぁラグナレクにそのまゝ帰れそうに無いと思うんだが。
 うーん、どうなんだろうな?。本作よりは妖奇士のほうがよっぽど示唆に富むものを得られそうな気がするんだが、気軽さで本作を視聴してしまう。