Pumpkin Scissors なぜこのタイミングで戦後復興がテーマなのか。

 藤原直哉の「日本と世界にひとこと」 2006年9月26日 小泉政権の後始末: 藤原直哉のインターネット放送局
 まぁ1兆円貰っただの2兆円貰っただのという話は別にしても、なぜ竹中大臣“Y“cˆ ä–Vが任期終了直前に大臣職を辞したか?。についてはやっぱり後からの突き上げをかわすためだったのだろう。日銀総裁の件もあるし、先にやめておけば反省の色を勘案されて追及の手が緩むと踏んでのことだろう。民営化というお題目の元に一部の人間が利権をあさって日本がダメになったのは間違いないことで、慶応閥が日本を売り渡してまで美味しいところを持ち去っていったことに対しては多分自民党内でも大問題になっているんだろうと思う。ネットラジオでも触れられていた通り、東大系(政府機関系)・慶大系(民間企業系)の経済学者のやり方がみんな間違っていた*1というのは痛い。安倍政権が本当に半年で終わるのかどうかはわからないが、まず東大・慶大系の出身から首相を選ぶわけにもいかず、過去に後ろ暗い経歴がない人物を神輿に担ぐしかなかったのだろうと思う。正直荒ぶる神を鎮めるための役割が第一義なのであまり今回の政権に期待するのは酷というもの。小泉首相ヒトラーに喩えるのはヒトラーに対してすごく失礼*2なのだが、ヒトラー亡き後デーニッツが総統になったと考えるべきだろう。
 最近家族愛をテーマにしているアニメが多かったりするのだが、その件に関して政府の関与があったとしてもおかしくはない。もちろん関与があっても、そうだとは決して言わないと思うのだが、そもそもマスコミは国営だろうと民間だろうとある程度政府のコントロールがあるもの。むしろ民間が煽るだけ煽って、政府はなすすべも無いという状態だったらよっぽど政府に対して信用がなくなります。村上ファンドが日本企業を好きに売り買いしていても、いわゆる財閥のお歴々の不興を買わなければ*3放置状態だったのに、放送局に手を出した瞬間どうなったか*4は記憶に新しいところ。言論の自由が保障されるべきとは私も思うが、自分の言葉に責任を持たない流言蜚語が蔓延するのは勘弁願いたい。そこらへん距離感が保たれているべきだと思いますがね。
 で、政府が関与していたとして、やっぱり国民に対しての何らかのメッセージと考えられなくも無い。名も無い民衆のうちの中の一人が立ち上がったという設定でもないというのも怪しい。伍長が肉喰ってないで、葉っぱを食べているってのもポイント高いんだよね。ただ、関与云々を気にして視聴するのも益はないと思うので、今後放置の方向が正しいと思う。

*1:以前経済学者の功罪、しかも功なくして罪ばかりというエントリーをUPするといって、そのまゝになっておりますが。

*2:ヒトラーは失業率を劇的に改善した。まぁいろいろトリックはあると思うのだが。まぁアニメに関連させて言えば、WWⅠ以来失われていたドイツ帝国の誇りを回復した。地に足が着いた誇りかどうかは別にして。

*3:お布施

*4:一通産官僚だった身には素でわからなかったのだと思う。いや確信はありませんが。まぁ荒稼ぎに夢中になって気が回らなかったことは間違いない。