となグラ! 第6話「お姫様だっこ?」

 フェチ度一段とうp。
 うーん、全体を俯瞰していないから強弁したいほどでもないんですが、どうも男向けのドラマなのに主人公がヒロインってのはどういう意図なんかと。まぁ順番だけって話かもしれないんですが。あんまり昔のドラマを覚えているわけでもないんですが、普通ヒロインと上手くいかない男がいたとして、男同士の話し合い→反省点を踏まえて攻略対象と調整を行う…って流れが自然だったのでは?。それが今回はヒロインが胸のうちを打ち明けるというシーンがまずあり、夕日に向かって女の友情を深め合うという描写があってから攻略対象に向かうという流れになっております。まぁ昔のドラマは男のほうがバカだったから、反省すべきは男であり、友人に胸のうちを打ち明けて自分の反省点を(むしろ視聴者に)さらけ出していたわけで、今回はむしろバカなのは香月な訳でそこら辺はちゃんとおさえておりますな。
 面と向かって笑顔になれないのは、絶交を言い渡された勇治もその状態になっていて面白かった。妹関連であれだけ達観していた彼が、普通なら笑って流せるようなところをあたふたしているってのは人間らしくていいというか。結末もきれいにまとめないでドタバタで終わったのは、これからも苦難?が続くことを暗示していますな。
 なんか視聴者向けの人間関係改善指南ドラマっぽくてちょっと気恥ずかしい。絶交直後のヒロインの心情をいち早く明らかにするってのは視聴者に対して親切ではあるんだけど、答えを先に見てしまってハラハラ感が減少してるっていうか。まぁ原作準拠なんだろうから(いや知らないんで適当に予測しているだけなんですが)アニメ視聴直後の感想としては不適当なんだけど、双方謝りたいってのなら、そういう素振りを仕草で示して、ここぞという瞬間に手の内を見せたほうが劇的ではあるんだよね。
 クォリティは著しく高い気がする。香月のドラマはここで一段落して姉の物語に進んでいくようです。サブタイだけで判断すると。