かりん 第17話「さらばエルダで 恥ずかしい」

 おぉ、これはこれは。
 OPの時は眠くてしょうがなかったのだけど、それ以降はもう面白くて釘付け状態。
 かりんの雨水くんへの恋心は明かされていたのですが、雨水くんのかりんへの気持ちは、そういや明かされていなかったなと思うと、なかなか構成のうまさに感心します。先週の引き「エルダが雨水くんの血を吸ったらどうなるか」には興味津々でした。エルダが血を吸っても雨水くんは変化せず、かりんのことをただの友達としてしか考えていなかった!という結末も(物語が続く以上、それはありえないのですが)アリで、もちろんエルダに血を吸われてもかりんに対する気持ちは変わらなかった!という展開もアリで、先が楽しみでしょうがなかったですよ。雨水くんの妄想がはじまるまで、まさにかりんと同じ気持ちで彼の気持ちを早く知りたいと思わせる構成がうまい。
 エルダがかりんと雨水くんの恋心に反応して血を吸いたくなる描写がないのが気になりました。まぁかりんと同様、反応するところを見せてしまうと雨水くんの気持ちがバレバレになってしまうので、描けないところだとは思いますが。あと、どこに不幸の種があったのか、唐突にかりんの増血が始まってしまうのも謎。エルダが増血鬼に関してなにか知っている風だったので、隠されているものがあるのだとは思いますが。
 あと、細かなところでも面白いところがあったのですが、軸になる筋がしっかりしていたのでグダグダ言う必要もないかな…ということで。