格闘美神 武龍 第10話「未完成のメロディ」

 藤原啓治、売れっ子だなぁ。
 なんだか他のサイトでは“未だに毛家居合拳のすごさをみせてもらえない”とか“格闘のすばらしさではなく製作者の言いたいことだけ描いている”とか言ってそうですが、自分的には十分楽しませてもらってます。関取にあやまったのは道場破りの件かと思ったら、そうではなかったのもなるほどと感じました。今まで自分を凌ぐ格闘家にそれほど恵まれなかった蘭に一皮剥ける回としてワンクッションです。でも息抜きにならず適度な緊張を保ったまゝというのは非常に感心。この作品の製作者は、どうやら視聴者の緊張の緩急をコントロールするのがうまいように感じる。
 山崎和佳奈、やっぱり役を掴みきれていないような気がする。だめというわけでもないんだけど、若い役だしキャラは絶えず成長しているんだから、勢いが必要だと思うんですけど。求めすぎなんだろうか。それを言ったら藤原啓治もゲストのせいか、そつはないんだけど物足りない演技。涼風がシロートさんを使いこなしているのを考えると、声当てよりは演技指導の問題のような気もしてきた。
 全13話なんでしょうか?。だとすると、次ブラジル柔術、その次めぐみ、最終回は曹春楊という割り振りしか考えられないんですが。めぐみぐらいで止めといて、蘭の活躍はまだまだ続くという線も捨てがたい。2クールだと間延びしすぎたと思うのですが、どうなんだろう。

  • 追記 ウーロン、人気ないのかキーワードを含む日記を検索しても数当たらない。で、読んでみると結構評価しているサイトが多いような気がする。熊と相撲の順番は逆と指摘しているサイトさんがあって、それはそうかもという考えがよぎるが、どっちでもいいやと思い直す。毛家居合拳はむしろ逃げを真髄とするのでは?と思ってみたり。