ガンパレード・オーケストラ 第6話「黄金の七人」

 この進度、一年物かと思ってしまう。
 途中までは心地よく視聴していたものの、結末近くでアラさにげんなり。オチはよくあるものでひねりも無く、かといって目くじらを立てるほどのものでもなく。
 前半は師団長に直談判という無茶に閉口しながらも、旧日本軍からの員数合わせネタをどう膨らましてくるのかちょっと楽しみだったりしました。菅原の態度に注目してみると面白いのですが、5人での強奪の相談時、なぜ菅原と渡辺が中隊長殿のためなら×で中隊のためなら○なのか判断に迷います。周囲には自分たちが中隊長を認めたことを見透かされるのが嫌であるという表現なんでしょうが、ちょっと言葉足らず(描写不足)のような気がする。非常線突破のときの菅原の態度はわかるのですが、今回のエピソードの中心であることを示すには弱い気がする。師団長への直談判も最後は中隊を認知させるオチとなっておりました。まぁこういう部隊に配属されたら現実でも無難にやり過ごすかヘコむかのどちらかになるので、こういった噛み付き型の指揮官はよっぽどの傑材かよっぽどのバカかのどちらかでしょう。当然前者を志向しないと物語は進まないので、これもやっぱりヒネりがないといえばないのですけど。
 ただ石田と菅原の和解を徐々に描くエピソードとしてみれば、そんなに悪いものでもありません。ただ2クールならもっと描くべきことがあるだろうと思ってしまうのですが。もしかして今回も原作縛り?。素直に楽しめたのは湯上りの浴衣からのぞく菅原と渡辺の胸の谷間だったかな。
 次回は春不遠とあり、動画からするとクリスマスエピソードの別バージョンのような気がします。以前より和やかになった中隊の様子でも描くんだろうか?。