ソードアート・オンライン Ⅱ 第23話

 ロボノーよりメカトロが“らしい”件について。
 うーん、ユウキの交流もそれっぽいし、基本的に出来は良いように感じる。今までというか、GGO編がどうにも受け付けなかったので、素直に視聴できないというか。明日奈自身のミッションも雰囲気的に転校回避の流れとしか読めなかったんだけど、じゃぁそのための理屈付けをどうするんだろ?ぐらいにしか思ってなかった。結果的にちょっと設定として弱いという気はしたんだけど、逆に音楽を盛大にかけて盛り上げるような派手な感動シーンにしちゃうことこそ避けるべきだろうから、帰結点としてこんなもんだろうぐらいには思った。明日奈母の心情をそれほど描いてなかったから、そのへん仕込み不足と思わなくもないが、これも逆にその母親の抱えるものを具体的に描けば描くほどボロが出るだろうから、できるだけぼやかして視聴者に想像させるぐらいの今回の判断は至極まっとうなものと感じた。
 VRのミッションも終わり、明日奈の個人的な問題も終わり、では残るはユウキとの関係の描写が残ってるんだろうなというところで次回の最終回。ユウキとの関係性を終わらせてから明日奈の問題を扱うんだろうなぐらいに思ってたが、それは確かに明日奈の問題の解決にユウキを絡めたんだから、順番的にはこの流れしかありえんワナ。マザーズロザリオという、OPのタイトルに添えられていたものが次回のサブタイだから、ユウキの問題を〆るので間違いないんだろうけど、今までずっとなんでロザリオ?と不思議に思っていたが、今回のお祈りの場面で教会が出てたから、信仰の関係かな?。しかし、このような生きる死ぬの絶望的な状況で縋るのが仏教でも神道でもなく、なぜかキリスト教なんだよなというのにふと気付いて、そのへん次回どのように根拠付けられているのかちょっと片隅に置いておきたいと思った次第。