甘城ブリリアントパーク 第3話

 客を撃退する動画をUPするのはいゝのか。
 いやまぁ確かに何でもアリなんだけどさ、自演がバレたときには反動が怖いよね。まぁバラすバカはいないだろうけど。
 掃除の件でもうちょっと長く引っ張るのかと思ったら、結構あっさりと。また可児江の指示に反論が対置されていて、その説明が理屈として叶っているのでオモロイ。どっちが正しいとかじゃなくて、どっちが効果があるのかなんだよねぇ。そのへん対立構造にしていないのもなるほどで、話をストレスなく進めるのにちょうどよい。
 こういう再建モノは変革が軌道に乗ったときのほうが爆発力も高いし、見栄えもするんだけど、やはりなんといっても変化を上向きに変えるときが一番大変で、そこをしくると軌道に乗りすらしない。だからこそ、説得の一番困難なキーマンの考えに変化を与える今回が自分的には面白く感じた。いやまぁその変化の起爆点は確かに前回の可児江の演説だったんだけどさ、そうじゃなくて、支配人として従業員にどう影響をあたえるか?って部分でね。自分なんかはむしろ成果が出ている場面でいかに管理職が現場のやる気を削ぎ、そのおかげで実際に事業を停滞に追いやってる場面しか見てこなかったからサ。
 ちょっと意表を突かれたのが、客の払いがロハだということ。たしかにミッションは規定の入場者を獲得することで、利益を上げることではないということ。30円だろうと無料だろうと、じゃぁそれで客が押し寄せることになるか?と言われたら、まぁ確かにそんなに単純なものではないだろう。あと、園内での飲食はさすがに無料ではないだろうし…といってもそれは本筋ではないが。まぁこうやって何が達成すべき条件なのかといういろいろな工程の切り分けができるできないも管理職というか経営というか、必須の条件なんだよねぇ。