棺姫のチャイカ 第4話

 アカリが妹ではなく他人だったとは。
 いや、なんだろ?、結構面白くなってきたぞ。今回の話は戦いというよりトラブルシューティングになっていて、露出の仕方が凝っていた。猫がドラグーンなんだろうなと思っていたら、実はドラグーンは?であったということ、で、猫自体はどうだったの?というのが、もうこちらがいゝようにもてあそばれているようで心地よい。戦い自体が互いに相手に敬意を表してのことだし、理解者のために力を尽くすという構図も自分が好きなパターンの一つで、単純に背景を省みなくても単体で楽しめるという。まぁこれだけだったら飽きるんだろうけど、状況設定が上手いような。
 現代日本でもそうだが、戦争状態でなければ平和なのか?と言われると、決してそうではなく、戦争は武器で互いを傷つけあうが、停滞社会はともすれば権力で強者が弱者を傷つけ、死においやるわけで、平和なんて幻想なんだなというのがしみじみと感じられる。かといって、トールやドラグーンの不満が正当なのか?と言われると、もっと力の使い方があるんじゃね?というのも対極にあるわけで。主人公側に立って感情移入するのもこれまた危険ではあるんだよな。