魔弾の王と戦姫 第2話

 うーん、展開が遅いというか。
 脱走しようとした主人公が兵を借りて帰還を果たすの巻。なんか話の進め方が古いな。原作もこうなってるんだろうか?。
 気になったのは、姫の態度からはあの世界では兵を借りるというのが考えとしてありえなさそうなんだけど、そのへんかねぇ。世界観はどうかんがえても西欧をモデルとしてそうで、主人公はドイツ諸侯国の中でもポーランド寄りの小国という設定っぽいしな。捕虜かどうかはともかく、兵を借りるということ自体は古代中国なんかでは当たり前のように出てくるので、それをありえないというわけではないんだが、中世西欧と古代中国ではかなり構造が違うような気がするし、そのへんどうやってんだろといったところ。宗教を持ち出しているからそのへん考えてなさそうではないんだけど。
 状況設定からして、現代にも通じる乱世での生き方・生き様あたりの提示なのかなと思っているんだけど、OP・ED映像を見ると戦姫達が見得を切ってるところからすると、単なる群像劇だったりするのか?。いやまぁさすがにそれはなさそうなんだけど。
 今回の話については、弓の受け継ぎのシーンから、主人公が一人立ちして自領を負って立つという決意を示したってことだろうと思う。底に至るまでの流れがスマートでないし、スマートでないから現実のもどかしさを示しているのかというとそうでもなさそうで、半分ぐらいでよさそうなもんだけどな。クイーンズブレイドを前回連想したんだけど、やっぱキャラ造形ありきの企画のような気はする。