のうりん 第11話

 冒頭、なんでヒロイン達の仲が悪いのか。
 うーん、楽しみにしてたけど微妙。いかにも駆け足で流している感強し。いやまぁこの作品って、主人公達が高校生であるために舞台はどうしても高等学校になってはいるのだが、農業の抱える問題といえば、むしろそれを描くのは農村だろということで、ある意味帰省回が本番ではあるんだよな。話を詰め込んでいるだけに仕方のないところだが、農村なら農村なりのゆったりした時間が必要で、いかにも先を急いでいるのが残念。
 耕作と農の新居話が省略されているとかというのは良い判断なんだけど、損失金の具体的な数字はむしろいらないような気も。あ〜、あと気になったのは、農の妊娠騒ぎの導入で、列車での服の説明や若旦那は絵にしないほうが意外性が出てよかったんだろうなというのが妙な発見だった。これは文字のまゝのほうがよいというか。絵で見せることが余計になることもあるんだな。
 工商は思ったより可愛らしく描けてなかった。いや、ちゃんと切符絵にはなっていたし、基準というものがあるのだとするとそれは十分にクリアしてるんだけどな。@東山奈央の演技も問題なかったし、なんでだろ?。
 いやホントなんでだろ?、間が無いだけで、他に問題があるわけでもなく、こういう映像になるんだったらいっそのことアニメ化しないほうがましとは全然思わないんだけど、しっとりした雰囲気も感じないし、かといってドタバタ騒ぎの楽しさもほとんど感じない。かといって必要十分な描写だし、なんか難しいもんだね。