神様はじめました 第8話

 まぁ浅いから突き刺さるワナ。というか、その勢いをつけられそうにもないが。
 えーっと、奈々生が巴衛の過去(の負債)に関わって、巴衛を助けるという流れ。ミカゲのつぶやきからは巴衛はPTSDかなんかを患っていて、もともとそれをなんとかするために奈々生にアクセスした…という風に見える。龍王が巴衛にそれを喰うと不老不死になるという眼を奪われてというくだりでは、どうせ巴衛が大切な人を助けるためにそうせざるを得なかったとかそんな筋書きが見えて、それがまた奈々生に関係があるとかそんなんだろと思っていたら、磯姫の台詞でそういうのがほのめかされていた。いやまぁ全くそうだったらそれはそれでありきたりかなと思わなくもないが、本当にそうなるとも限らないし、次号予告だと毛色が違っていそうなのでぼちぼち楽しみ。
 過去に溯って問題解決って、ちょっとありえないと思うんだけど、龍王の眼自体は奈々生が持っているようだし、原因の特定だけを過去で解決するだけで、実際の債務の履行はあくまで現在に戻って行うってんならよく考えられているとは思う。何百年という年月に目が回りそうではあるが、桁違いの長寿というか不老不死の神々にとってその程度の時間という感覚のはずで、まぁ人間を驚かすための数字なんだろうか。恋愛要素はそれはそれで結構直球なのが意外だが、それと物語的構造がヘンにマッチしていてなんか不思議な感覚。