リトルバスターズ! 第32話

 なんか無理矢理感が漂うねぇ。
 鈴が学校交流で疲れ果て、再度行く行かないについて恭介と理樹が勝負、理樹が負け、鈴を連れて逃避行の巻。いやなんだかなぁで。最初相手校に行くなとか言っていて、でもやはり行くべきだなんて鈴を送り出すというあやふやさもさることながら、今回鈴が戻りたくないという気持ちはあるにせよ、本人ではなく恭介と理樹が勝負して行く末を決めるってどういうことよ?。しかも合意の上で勝負をして、その勝負の取り決めを反故にしちゃうとはなんたる無責任さ。まぁ高校生だからそういうのも物語として大いに結構なんだが、その未熟さがちょっとねぇ。前期の救い上げが象徴的だったので、このヘタレっぷりが落差がありすぎて自分的にはポカーンだ。
 とはいえ、視聴者にはあきらかなように理樹の成長物語になっているので、あんまりそのへんの落差云々はスルーして見るべきなんだろうね。真人と謙吾が恭介の内意を受けて行動しているふうではなくってちょっと安心というか、それでも恭介が事態をどうこうできる力があるというのを隠さなくって、これもちょっと興醒め。それで世界の謎といわれても、それは仕組まれているってだけなんじゃ?とも思うが、最后の提示で何が出てくるかによるわな。なんか今までの物語にある、主人公が未熟でも勢いで何とかなってたものがうまくいかなくなり、それで雌伏のステージという流れともちょっと毛色が違うんで、戸惑う。