ローゼンメイデン 第13話

 要するに、ドールがやってこなければ変化はなかったと。
 そういうわけでもあるまいにな。ジュン(大学生)の作ってたノートはドール無しでもやってたことだろうし、変化するだけの素地はできていたということなんだろう。
 しかしなんだね、中途半端に終わったというか、続編必至ってことなんだろうか?。ようやく前期までの話の整理が出来たと思いきや、ジュン(中学生)が倒れるとか、よく考えたら話は一歩も進んでいないというか。自分は前期までの物語は不登校生徒に対する応急的応援歌みたいなものを感じ取っていたんだけど、それと比較すると今回は切り捨てられた若者に対するやはり応急的応援歌のような気がした。アリスゲームはお互いがお互いのものを奪い合う弱肉強食システムで、キャラにそれを否定させながらも、そっちの話はあまり進展がない。ないんだけども、現実社会は基本的に他者収奪システムが特に安倍政権になって猛威をふるっているので、そういう構造をなくすわけにもいかないのかな。
 結局のところ、序盤は前期からのブランクが長かったので把握するのに時間がゝゝった。わりとぬるめの話ではあるんだけど、やはり4〜5話経てば話に入り込めた。やっぱ作品に対する馴れというか、愛着でもあるのかな。話の性質からか、ドール達の印象が薄かったが、これはジュン(大学生)にスポットライトを当てるためだろう。続編があればシリーズとして是非チェックはしてみたい。おもろ。