機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第5話「故国燃ゆ」

 断固拒否。
 まぁ大概ブシドーも身勝手ではあるんだが、今回は特にキレイ事をヌかすわりに事態を悪化させる天然の言動の愚かさについてってのがテーマですかね。自分の職場にもいるんだが、やるべきときにきちんと仕事をしないで、しんどくなって周囲に余計な仕事を振りまく年上のがいるんだが、それを思い出した。仕事はヲマエのやりがいのためだけにあるんじゃねぇよと。
 自分の手を汚さずに虐殺とは、現代兵器というよりは近未来兵器を予測してのことだろうか?。アフガンやイラクにもそういうものが使われているというのは聞くのだが、そいつによって中東人が何人犠牲になったのかは、さすがに米軍もカッコがつかないのか緘口令を敷いてほとんど流れてこない。でもアロウズ多国籍軍って触れ込みだから、米軍に限らずアフガンやイラクで暴虐の限りを尽くしている欧米各国の混成軍のメタファーではあるんだろう。
 うーん、前期もこのぐらいの時期には世界情勢を割りと例を多数挙げて説明していたと思うんだけど、よくよく考えてみれば実写ドラマではこういう話題を取り上げる作品は皆無に近いよな。アメリカンホームドラマなんかは、確かに文化性はあるんだろうけど、「家族とは」など普遍性も取り上げているわけで、それが海外にも輸出されてそれなりの支持を受けるんだろう。日本の実写ドラマもそういう部分は無いわけではないんだろうけど、問題の解決方法に普遍性がないというか(個人の犠牲とかをやたら称揚する)、陳腐さをかえって売りにするだけあって、とても海外には見せられない出来になってしまっているのだろう。
 まぁガンダムシリーズもバカ層にも受け入れられる作りにもなっているわけで、そこらへん全肯定できるものでもないのだが、仮にこのアニメが海外に輸出されたとして、欧米でも中東でも訴求力があるようなものになっているのは割と感心できるような気がする。褒めすぎですかね?。