機動戦士ガンダム00 第23話「世界を止めて」

 もう擬似リアリティすら期待してはいけないのか。
 イデオロギーの叫びも悪くはないんだけど、もう構造的に私怨私闘になっちまっているわけで、そこらへん感情では納得しても理性で納得できないというか。さすがに「なんで母艦をやっちまわないの?」という部分には応えてもらったけど、ロックオンが作戦目標である3隻目をほったらかしにして私闘&エンドというのにはなんだかなぁ気分が沸々と。通常兵器で撃沈してからトランザムシステムで脱兎のごとく撤退ってのが正しいだろうに。
 しかしトランザムシステムってのも御都合主義だよな。ウルトラマンシリーズじゃないけど、なんで最初っからつかわねぇの?→場の盛り上げ至上主義…てのが透けて見えちまうというか。
 うーん、どうにも引っかかるところが多くて、この作品の狙いというところに集中できなくて困る。とりあえず、キャラ達の理想先行だったのが、誰にも彼にも戦争による負の部分を背負わせているなぁという点は理解できるのではありますが。
 自分は最初は見所があると思っていて、終盤にかけてグダグダになっているなぁと感じているんだけど、他のサイトさんは面白くなってきたと感じているんでしょうか?。最後、あっというどんでん返しがあるかもしんないので、結論を出すには早いとは思いますが。