なぁんだ。給油活動謝意決議は、ロシアを無視して勝手にやっちゃったわけだ。

 国連アフガン決議:露が批判声明文 小沢氏主張裏付ける

 【モスクワ杉尾直哉】アフガニスタンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)に関する国連安保理決議案の採択でロシアが棄権した問題で、ロシア外務省は20日、「これまで安保理で議論されたことがないインド洋の海上阻止活動が盛り込まれ、棄権せざるを得なかった」とする報道声明文を発表した。

 安保理で拒否権を持つロシアが、現時点で海上阻止活動を受け入れていないことを明確にしたもので、「米国の活動を国連安保理で承認する決議はない」とする民主党小沢一郎代表の主張が逆に裏付けられた形。民主党対策で採択を急いだ日本政府の読みの甘さが浮き彫りになった。

 今回の決議案では、日本などがインド洋の海上阻止活動に参加する米軍主導の「不朽の自由作戦」(OEF)への謝意が盛り込まれた。これに対し露外務省は「アフガンやほかの紛争に関する過去の国連決議で扱われたことがないまったく新しい要素だ。海上阻止活動を行う根拠について米国などの提案国に説明を求めたが、無視され、性急な採択が行われた」と批判した。

 露外務省の声明文によると、ロシアは、これまでISAFを原則的に支持し、国連決議にも賛成してきた。だが、今回の決議案では、海上阻止活動に触れた文言を米国代表が議論の最終段階で追加。これに対しロシアは説明を求めたが、無視されたという。

 ロシア側は妥協案として、「いかなる海上阻止、臨検活動も国際法と国内法にのっとって行われなければならない」との文言を盛り込むよう提案したが、これも無視されたという。

毎日新聞 2007年9月21日 19時40分

 まぁ歴史的に見て、ロシアソ連は国際的な泥棒をしょっちゅうやってたわけで、あんまり本気にするのもどうかとは思うが、今回ばかりはアメリカが人を騙してますわな。日本ではなかなか自民党に都合の悪い事は報道されないが、たぶん会議場の他国は日本とアメリカの行動を見て眉をひそめていたことだろう。アメリカぐるみのTM。
 なんつーか、自民党工作員もちょっと活発になってきたころかな。自治労批判を続けているが、経団連批判だと結構口をつぐむことが多くなった。自民党から金を貰っているだけあって、さすがに金持ちの味方をせねばと思っているんだろうが、むしろ労働者の味方である自治労を批判してどうするんだろう?。確かに経営層とナァナァになって組合員が減少し、信頼を失いつつある労働組合だが、経営層にぼったくられている人間だったら、労働組合に肩入れしたほうがいいのか、金持ちの友自民党に味方したほうがいいのかわかりそうなもんだが。
 なんつーか、自分が就職したてのころはもう労働組合が経営層の御用組合みたいになっていて、出世のキャリアパスの一つとして機能していたころで、幻滅して入っていなかった。まぁバブルの頃は甘い汁をしゃぶらせても貰っていた人も結構いるみたいで、さすがに分相応な賃金闘争はいくら労働者の立場とはいえ、個人的には憚られるような気がしたものだ。
 しかし、自民党清和会がのさばるようになって、年々給料が減ってくると、さすがに我慢がならなくもなる。管理職ポストが多分自分の就職時より倍とはいわないまでも、5割増しぐらいにはなっていて、まがいではなく犯罪を犯しても、2〜3年で他の職場に高飛びして、退職して逃げ切りをしている人を何人も知っている。就職時にはまだ管理職にもそれなりの筋を通す人もいた記憶があるのだが、ここ10年ほどは口では偉そうなことをいいながら、現場に必要な情報は隠すし、余計な仕事ばっかり下ろしてくる管理職ばっかり。どうも書類をたくさん提出すれば出世できるらしく、その書類書きを自分でやらず、人にばっかりやらせている。それも全然効果のない企画ばっかり。まぁ効果が無い事は本人も初めっからわかっているみたいだが。その無駄なことをやらす。
 なんつーか、もうイヤな管理職ばっかりしか見ていないので、管理職を目指す人間ですら胡散臭く感じるようになった。まぁこの時代、人の足を引っ張らないと出世できなくなっているので、管理職を目指す時点で意図が透けて見えるというか。うちの場合も創業者なんて既に忘却のかなたなんで、利権を目指して争いを繰り広げている様子が他人なら笑えるんだろうが、こちらとしては洒落にすらならない。
 まぁそんなわけで、管理職なんてロクなもんじゃないと最近も切に感じるようになったので、フリーターの組合なんかとも連携して労働組合を経営層の対立概念として盛り立てていかなくてはならない時代が実は来ているんじゃないかとも思う今日この頃。