で、小沢人気無いなぁ。

 私自身は民主党の熱烈な支持者では無い。小沢なんて田中角栄の後継者で、金脈政治の権化だってのは評判だし、民主党が権力にしがみついて自民党清和会のようにならないという保証はどこにもない。よく自民党工作員が「民主党は中国への売国だ」といって、自民党アメリカへのとめどない売国ぶりに目を瞑るのは目に余る。しかも民主党は政権をとってないから金の動かしようがなく実害がほとんど無いが、自民党は与党で、予算編成時からアメリカへの貢ぎっぷりは尋常で無い。パフォーマンスから言えば自民党売国のほうが酷いんだが、それはおいとくとして。
 どっちの国と仲良くしたらよいか?って命題は、どっちの国を選ぶというものでは無い。仲良くしてそれが国益になるのだったら別にアメリカでも中国でもいいわけだし、両方仲良くやって多大な国益になるんだったら両方と仲良くすればいいし、どちらも付き合って損をするのならどちらとも付き合わなくていいわけだ。そこらへん自民党工作員はわざとアメリカか中国かという二択しか用意していないという頭の弱さ、というよりミスリードはいただけない。同盟の切り替えやそれをカードにする必要があるんだったらそういう選択肢も考慮に入れるべきだし、アメリカ・中国以外にも仲良く出来る国はあるんだから、色々考えたらいいこと。要するにどんな国ともつかず離れずの距離感を保つことが大切なんであって、アメリカ一択で、しかも貢ぐ金は国民の税金、政治屋はその金のキックバックで潤うって構造を隠して自民党マンセーなのは騙し以外の何物でも無い。それをわかっての自民党支持なんだろうか?。金持ちの支持政党が自民党らしいから、金持ちのはてダ利用者が自民党を持ち上げるエントリーを盛大にあげているんだろうか?。
 そうそう、安倍のいう国際協調の「国際」には、アラブやイスラムの国は入っていないらしい。たぶん安倍の頭の中にはヨーロッパ・ロシア・アフリカ・アジア諸国も入ってなさそう。国際=アメリカや統一教会がらみの朝鮮・韓国あたりはしっかりと刻まれていそうだが。
 で、もちろんこれは政党(自分自身は政党政治には飽き飽きしてるんだが)にもいえる。民主党にべったりなんではなく、民主党が倣岸になるんであったら自民党以外の政党を盛り上げて対抗馬にするなりすればいいわけだ。ただ、自民党だけはいけない。戦前の日本で自分たちだけに都合のいいシステムを作り、そして無謀にも戦争に突入して敗戦に追いやって、その残党が自民党に多量に入って今また日本を不況の渦に叩き込んでいる張本人を浮かび上がらせてはいけない。もう二度も失敗してるんだから三度目はない。
 まぁあんまり自民党の幹事長だった小沢を信用できないのであるが、アメリカへの強気は別にアメリカとの完全な訣別の態度を示しているわけでもなくって、最大限の利益を引き出すための交渉術であるわけだ。アメポチ小泉が郵政350兆をアメリカの言いなりに差し出したりするのに比べてまだ国益について考えていると思うがなぁ。もしかして私は釣られてるんでしょうかね?。はてダにも自民党工作員はたくさんいそうではありますが。