スカイガールズ 第1話「候補者たち」

 男の9割が死滅って、女は戦場に行かなかったの?。フェミニズム万歳だな。
 いやいやいや、もうツッコみどころ満載なんだけど、この企画自体がメカ少女をアニメ化することが目的で、あとはすべてそのためのつけたしなんで、野暮はよしましょうやということでしょう。まぁ大川透がその他扱いなど、作品の本質以外のところでもツッコみどころが満載なんですけどね。
 しかし、ヴィジュアルオンリーでありながら、結構主人公の話も作りこまれてはいましたな。話なんてどう考えても後付けなのに、ここまで真剣に作りますかね?。おもろかったのは音羽の剣道の場面。初めの道場の場面では打ち込みに腰が入っていなかったんだけど、軍隊行きを決めたあとの打ち込みにはちゃんと腰に力が入っていた。確かにこういう動画の作りこみをやるとキャラの思い込みが全身で表されるという効果は確かに出るんだけど、大抵の人は気付かないというか違いにそんなに差がでるというほどでもないので、コストのことを考えるとこういう描きこみは省略するんだよね。ここまでやりますか。まぁスタッフロールを見ると動画命っ!って人の名前も見えるので、嬉しい誤算ではある。
 ワームを倒すために見境なく核を使ってなんてところも、なんのアイロニーだかお遊びなんだか判断に迷う。とはいってもやっぱり話は後付けなのを念頭に置きながら生暖かく見守って行きたい。