神曲奏界ポリフォニカ 第11話「レクイエム 歌う精霊」

 精霊は外国人(労働者)のメタファーかと思わないわけでもないんだけど、そんな単純な話であるわけもなく。
 うーん、自分自身はコーティカルテの立場なんだけど、クリスタの立場もわからんでもない。名画・名曲の類が時代や場所を越えて、それこそ立場も習慣も違う現代に生きる我々にも語りかける何かがあって、それを魂と呼んではいけないのか?と言われると辛いものがある。魂ってのは製作者の実存が必ずなければならないというものであったなら、のだめカンタービレのような世界はないわけであって、かといって魂の永遠の不滅性なんて言い出したらそれはそれで話がおかしくなってしまうのであって。
 というわけで、原作者が脚本を担当してました。異質なもの同士の理解ってのがすごく重くて、あんまり物語としてうまく処理されているとも思わないんだけど、勢いみたいなものは感じられてなかなか良かった。
 次回最終回ですか…。