この青空に約束を― 〜ようこそつぐみ寮へ〜 第6話「藤村 静(後編)」

 超極厚鉄板。
 なんか昔はよくあったドラマを萌え絵でアニメ化するとこんな感じになるのか?と思いながら視聴。わかっていても泣けちゃいますよね。
 両親を追い返して尚家族ごっこを続ける航達という構成も予期しなかった。てっきり初めっから修羅場になるのかと思ってましたので。しかし時間の都合もあろうが、正論の応酬合戦で間も何もあったもんじゃねぇな。
 なんつーか、静に問い詰められた航が吶喊しちゃうのを見て「あ〜ぁ、やっちゃったよ」と思いながら見ていた。最近のドラマだったら、あそこは静に選択させるのがトレンドかな?と。いつも静のことになると一生懸命な航が上の空で、しかも隠し事をしているということまで見抜くのだから、当然航が一生懸命に考えた上での発言なんてわかっているはずで、それでも「捨てられた」感とのせめぎあいに負けてしまうというのがもうね。その後の展開も含めて、頭では分かっていても泣いちゃいましたよ。
 静も航も両方ともに言い分と負い目があり、そのバランスはよく取れていたと思う。インスタント気味なのと、機械的に要素を配置した構成のように見受けられるのが気にはなるが、エッセンスは過不足なくそろえている感じ。
 次回は海己の回。てっきりメインヒロインかと思っていたのでビックリ。大本命がかいちょーかせんせーなのかっ!。