機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 第03話 「摩擦」

 やたら中国が友好的なんだけど。
 頭部が発見された地域から類推すると、文明発祥の地とかそんなん?と思ったんですが、メソポタミアが無いのがちょっとね。日本が独自文明ってのもサミュエル・ハンチントンではないが胡散臭いですし。中南米あたりがベネズエラで代表されているというのも無理があるような気がする。ヨーロッパあたりが細分化されているのもヘンですしね。しかしロシアがでてきて満州地域利権や南下政策あたりを踏まえて話が進んでいくというのは、どこまで真剣なのか判断に苦しみます。
 ギガンティックが戦うための身体と鎧が欲しいって、戦う相手はダレ?。ギガンティックどうしで争うためってのもおかしい話だしな。エネルギーを内包してるんなら、戦いに使うんじゃなくてもっと他のことに使えはしないか?と余計なことを考えてしまう。やっぱ決闘で勝負がつく理由付けと住民感情なりがもうちょっと知りたいかな。絶滅の危機に際して何が共通認識になっているのかがはっきりしないとどうものどの奥につっかかる感じがしてならない。
 今回はサブタイに反して和解がテーマだったような気がする。割と対話だの歩み寄りだのが重視されていて、やたら紳士的に話がすすむのは正直ありえねぇだろと思ってしまうのだが、見たいキレイ事だったりはする。中国の技術士官がなぜ地球を救うのが餓鬼で日本人なのかと思っているあたり、私もその疑問は大いに感じてますよ。日本のアニメに投げかける話題ではないと思いますけど。もうちょっとそこらへん詰めて欲しいですわな。