耄碌したよ

 本日は年末の友人宅訪用のチケットを取りに隣町までお出かけ。途中本屋によって北村薫朝霧 (創元推理文庫)人権と国家 ―世界の本質をめぐる考察 (集英社新書)を購入した。北村薫のほうは奥付で発行が2004年ということを確認して、未読と信じて購入したのだが、その後読むために入った喫茶店で重購入だということが発覚。ホントどうしてくれよう、このボケ具合。あと喫茶店ではマガジンとビッグコミック本誌とオリジナル最新号を読む。オリジナルでは増刊号に連載される菊田洋之の愛犬しつけ教室 プラスわんっ!のお披露目がされており、ガンバ!以来読んでいなかったので懐かしく感じながら読んだ。この人の女の娘の絵が好きで、ちょっと下膨れ気味のふっくらした、元気でいてやさしさも忘れていない造形がたまらないですわ。メリハリの効いた体つきながら、あまりリビドーは感じないのもポイントが高い。ガンバ!がサンデー連載だったせいか、やっぱり少年誌向けの絵柄だとは思うんだが、青年誌で活動してくれるのはありがたい。でもいつも行く喫茶店は増刊号を置いてくれてないんだよな。話はつまらなくはないが、かといって驚くべき視点を与えてくれるわけでもない。可もなく不可もなくよりは可に近いほうと感じた。内容が犬のしつけ士(といっていいのか?)のお話で、犬をネタに飼い主の問題を元気系の主人公が全力で取り組むお話。一丸あたりのポジションかな。新人もしくは仕事を一通り覚えて間もない主人公のポジションは、雑誌の購読層からいうと若めを狙っているといったところか。増刊のほうはきっとそのうち忘れてしまうと思うので、ぜひ人気者になってオリジナル移籍を願うばかりである。
 マガジンも読んだ。やっぱ男臭い。絶望先生と涼風以外はほとんどスポ根という印象。ウミショーは最近おちゃらけ路線から色ボケしてきたので自分にとってはパワーダウンした感じ。シンクローも終わってしまったよ。打ち切りなんかね?。人身御供のネタの明かし方からするとバランスの取れた長さとも思えてしまうんだが。ただ、国定忠治を出すまではのらりくらりと間持たせも出来るし、国定忠治がひとまず撤退した後もいくらでもエピソードを詰め込むことができる構成ではあったので、作者としてはもっと深みを持たせるいろいろな擾乱要素を構想していたのかもしれん。マガジンといえばヤンキー漫画と相場が決まっていたのに、任侠ものが流行らないとは、もう読者層の転換が終わったと見ていいんだろうか?。ホント一昔前のサンデーだよ。
 今日注文していたインク類がアメリカから届いた。なんと16種類。合計で1㍑をゆうに超えるんだが、どう考えても使いきれません。万年筆をインク分買ったところで、使わずに乾燥してニブが痛んでしまうだろうし。しかしもう一方のネットショップのほうからは音沙汰がない。在庫がなくて2〜3週間マテと初期の段階で連絡をもらっているのだが、どうもまだ目的の一商品が入荷しないらしくて、かれこれ一ヵ月半になる。まぁここは待ちどころだな。