やられた。ずっと泣きっぱなしでしたよ。
萌えアニメと思って高をくくっていたら、なかなかでしたよ。もちろんリビドーが漏れいでてもきているし、思わせぶりな描写・台詞は盛りだくさんなんだが、日常のささやかなことをあらためて意義を問い直すというか見直すエピソードが満載。今となっては過去のものになってしまったものを、少し目くらましをかけて意識を引き寄せながら美しく見せるというこの手法！。どうぞちょこに萌えてくださいというあからさまな作品ではなく、子供の持つ純真さをこうもキレイに切り取れるのかと感心せざるを得ない。ちょこが弟でも十分魅力ある作品なんではなかろうか？。
これ以降感想は書かない気がするが、なんか冒頭の２話でノックアウトされてしまいました。いいことばっかりではないけれど、子供を持つとこういう幸せが訪れるんだろうなとも思ってしまう。ちょこの一挙一動に敏感に反応して叱りつける大人がいないのが見ていて落ち着く。物語の構成上、きっとちょこが無垢なゆえの失敗をしてしまって、教育上怒んなきゃならない描写も出てくるとは思うんだが。
あと、音作りがすばらしい。メロディーに気を配っているように聴こえる。
