なんかこの作品を面白く見るためにどうすればよいのかを考えてしまってます。それってどーなのよと思いながらも、今回は楽しめました。
視聴しながらも引っかかるポイントは出てきます。ただそれがスタッフの伏線なのかどうかはまだまだわからないのが気になるところ。今回でいうと、あゆみが春生との関係をどのように感じているのか？が一つ。前回のパンツもそうだったのですが、どうもあゆみは自分にかけられた呪いとやらで初めは春生に関わっていたものの、どうやらそれ以上の感情を抱いてるっぽい。が、どうもその理由が見えてこないんですよね。まぁ現実の恋愛も好きになるという筋道だった理由があったりするわけでもないので別に構わないといえば構わないのですが。あゆみの空回りの様子がうまく描けているので、それには問題がないのですが、一歩間違えば｢自分が好きな春生が振り向いてくれないのでもどかしい｣のか｢もてるはずの自分が相手にされないのでもどかしい｣のかがわからなくなってしまうような気がします。まぁその辺の微妙な匙加減も本作の魅力だとは思うんですけどね。
もう一つ引っかかるところが、春生はなぜあゆみを特別視しているのか？という点。どうやらあゆみだけには別のプレゼントを用意していたのだけれど、そこらへんがよくわからん。春生争奪戦に参加している他の女の子達は（視聴者にはあからさまにわかるほど）春生にべったりなんだけど、あゆみは（仮に春生を好きだとして）素直でない。他の女の子と比べて視聴者にとっては春生があゆみを一つ上に置いている理由がわかりにくいんですよね。巧妙に隠されているんだとは思いますし、もしかするとリカの誘導のためなのかもしれませんが。
さて尺が短いのが問題だとは思うんですが、次回はなんか唐突な展開のように思います。監督のブログを見たんですが、絵コンテが使えないから大幅に描きなおした回とかあってある面なるほど。想像でしかないんですが、この作品を若手育成に使っているっぽい。そういやなんか雰囲気が花右京メイド隊の焼き直し版とよく似ていますし。がちがちに指示して仕事をやらせているというよりは、若手にある程度裁量を与えているような雰囲気が感じられます。なんか大変そう。
