いきいきホットライン

 今日も仕事が少しおしたものの、概略は聞けたかな。第3回です。

【ロボットに夢を感じますか?】ゲスト:古田貴之(千葉工大未来ロボット技術研究所長)
●ロボットについて知ったのは何歳ぐらいですか?どう思いましたか?
●働くロボットや癒しロボットに感動したことがある?ない?なぜですか?
●ロボットにどんなことをして欲しいと考えますか?なぜですか?

 どうなんだろう。ゲストが言っていること、例えば福祉にロボットを入れるべきでないとか、ズバリそのものということもありましたが、“そうだ”と思えるような論調ではありませんでした。主張は正しいんだけど説明がなっていないというか。
 科学は人間を不幸から幸福にするものだという結論には思いっきり萎えましたし。そりゃ負担は軽減されるけどさ、ゲストの言っている文脈での科学って社会科学は含まないんだよね?、だとすると多分あなたの考えている科学がもたらすものは際限のない人間の欲望の連鎖を促進するだけだよね?。というツッコミが入ります。
 なんかねぇ、ロボットというものに期待しすぎなんですよ。そういう現場にいる人なら別なんだけど、普通ロボットと聞いて産業用ロボットを連想する人はいないでしょ?。まぁ産業用ロボットというネーミングが思いっきり誤解を招く命名方法なんだけど、あれはむしろマシンとかツールとでも言うべきものでありまして。で、一般人が連想するのは人間やペットの代替物なんですよ。AIBOがもてはやされるのはスゴク象徴的なんでして。でも人間が恩恵を受けているのは産業用ロボットの方で、多分桁で言うと少なくとも4つ以上は違うのではないかと。その産業用ロボットですら、もしかすると人間性とやらを破壊しているかもしれないというのに…。
 人型や動物型ロボットを指向するのって、人間がお互いにぶつかり合いながらも良好な関係性を少しでも築いていこうとする試みからかなりかけ離れていると思うんだよね。言っちまえば、めんどくさいからロボットといういかにも都合の良さそうなモノに逃げてしまうというか?。人間が人間の理想を求めてロボットを指向するのはいいんだけど、それって人間自身が理想の存在であらんとすることを放棄してしまっているんだよね?。すなわち人間が人間を否定するっていうことなんでしょう?。