落語天女おゆい 第3話「走れ!唯 妖魔を倒せ」

 荒 唐 無 稽 。
 なんだけど、楽しめるっていうか。ここまで何でもありみたいな雰囲気だと、もう世界観がどうだの整合性がどうだの言う気になりません。言霊(ことだま)を武器に戦うのをどこかのサイトでは落語を武器にと読み替えていまして、私もそうあるべきと思ったのですがなんだかなぁ。右京@ナギ大公殿下の妖魔召還の目的が“江戸の町を恐怖と不安で覆い尽くす”というのも今一何をしたいのか良くわかりません。
 それが良いことなのかどうかはわからないというか、意識してやっているのかということも頭を掠めつつ、ただ落語のフォーマットは踏んでいるような気がするのです。ありえねぇボケに突っ込むところ、いつのまにかオチがついてしまっていることになっていることとか。おゆい自身がそそっかしいだけに、それ系統の落語に物語全体がなっているというか。そうはいっても整理せずに詰め込みたいものを目いっぱい詰め込んだ感じがして微妙な感じは拭えません。
 まぁ始まったばっかりですし、公式を見るとなんか考えていそうなので化けるのを期待。おゆい達が江戸に落ち着いて、話の見通しが立ってからが勝負でしょうね。