ぱくっ。
根本的に涼風の気持ちがわかっていない大和くんでした。陸上を通じてある種の成長を見せるのは悪くはないんですが、これじゃぁ涼風や羽柴があきれるのも無理ないですわな。感想サイトを巡って見ると涼風のイラつきの原因は大抵伝わっているように思うのですが、現役高校生にはわかるんだろうか？とちょっと心配になってみたり。
しかし羽柴も損な役回りですなぁ。フラグがたったかと思うとすぐへし折られることばかり。萌果ちゃんもゆっくり立てようとしたフラグが、本人に気付かれることもなく自壊しておりますし。というか萌果ちゃんはせっかく釣り上げて水槽にまで入れた魚を自分から逃がしておりますので同情の余地はありませんが。
ヤスノブの距離感は抜群ですな。主人公が落ち込んでいるときにはアドヴァイスをしたり問題に対峙させたり気分転換をはかったりしてサポート具合が絶妙。かと思えば今回のように本人に勢いがあるときにはべったりとくっつくこともなく。羽柴もよく練習に付き合っていると思いますよ。ちょっと静かにして欲しいと感じることもあるんだろうけど、いい世話女房ぶりですわ。宮本先輩もあれだけ大和くんに尽くすこともないだろうに。たぶんあのデータを用意するのに何時間かかけているんだろうな。衣笠先輩も引退したんだろうけど後進の指導に自分の時間を割いていますし。ナナも自分も疲れているだろうにわざわざ駆けつけて、あとくされない助言を施しているし。
というわけで、主人公の脇をかためるキャラクターに乾杯。というか、これだけ“怪我するな”コールがかかっていて、ここで怪我させないのは話としてどうだろう？。
