お隣の天使様#10

 二人の仲がもっと深まる話。主人公、豆腐メンタルwwwなのだが、これはヒロインが抱えてるトラブルより軽くしないとヒロインに抱えきれなくなってしまうのでバランスを考えてのことだろうな。
 しかしヒロイン、ぐいぐい来るねぇ。なんというか年相応の器というよりは、もっと自分以外の遠景まで見渡したうえでの判断能力があるって感じで、肝が据わってるというか。ちょっと前に自分が抱いてる感情は恋愛だと自覚してたシーンがあったから、これって、もう束縛モードに入ってるとしか。
 しかし、ここに至ってタイトルの意味がはっきりしたというか。どうも原作者自身が言ってることらしいのだけども、このタイトルをそのまま受け取るのではないということであって、この長ったらしいタイトルにまだ省略されていた部分があったということみたい。

暗黒兵士#10

 魔族側のドラ息子がキレ散らかす話。父親対決はなんと嫁が止めることに。なんかアッサリ息子をめぐる戦いはケリがついたが、あんまりこじらせないで解決しちゃったのはよく考えてるなーって感じ。というか生みの親か育ての親かという命題は個人的には懐かしい。自分が幼いころはまだ中国残留孤児問題がニュースになってたから、自分にとってはそれほどなじみがなくてもあの当時の人たちには結構実感があった話だったのだと思う。戦災孤児が親世代になってた頃でもあるし。
 しかしこうなると、国際問題の解決には対等な国際結婚による混血*1が一番って話になるんだろうか。あと魔族のあのおっちゃんは今度は実の息子とイエに迎え入れた優秀な養子との間で悩むことになるんかね~?。


最強陰陽師#10

 聖皇女なるキャラの新登場。なんか実家の次男が大人になってたwww。このへん男子三日会わざれば…で済むので、へんにこじらせちゃったままだと話がモタモタしちゃうからなぁ。かなり話の分かるキャラになっててワロタ。
 しかしなんだな、この作品、だんだん話の重心が低くなってこのまま終わっちゃうのが残念に感じてきた。主人公は前世で政治力で負けたのであって、転生後のこの世界でその政治力の使い方のやり直しをやってる…という構成なんだとしたら、へぇーうまく考えられてるってなもんで、それで話を引き延ばすのは全然アリだなと思ってしまった次第。あと3話で終わってしまうのがもったいない。
 この作品とAUOで、転生後の世界は自分のために生きるというテーマだったから結構比較してたんだけど、初期は断然AUOのほうがワクワクしてたけど、後編に入るとこっちが逆転して逆にAUOはどんどんつまらなくなっているからわからんもんだなーという。

ろうきん#10

 主人公の寄宿してる王国が他国に攻められて、PMCを投入する決断をする話。なんか困惑してる。前回のヒキで老後の資金のために荒唐無稽な話立てをしてたのは構成上のことでした…というのは示してたので、これであとは消化試合というか、またダラダラとご都合主義的な話をやるのだと思ってたから、今回徐々にシリアス展開になっていくのでビックリというかむしろ違和感の方が強かったりする。PMCを異世界に連れ込むのもやはり御都合主義的でNGだと思ってたから、その堤防も決壊してるのでどうするんだろといったところ。ただ、現実社会の現用兵器も今回の描写だと魔物相手に万能というワケでもなさそうなので、そのへんのバランスはとってるのかも。
 よくわからんというか、OP映像でPMCが異世界に介入かもという描写がありながら、途中でPMCの役割は主人公の護身術を教える程度で済むのだと思ってたから自分の予測も当たらんかったわけでなんとも自信がないのだけども、異世界との連絡が自由自在になってしまうと異世界間戦争にならざるを得ないんで、もうこうなるとPMCの介入は今回だけで、あとは主人公がどちらの世界に定住するかを決断して以降の異世界との接続は一切断つという展開にならざるを得ないんじゃないかと思ってる。しかし戦国自衛隊になるとはなぁ。

異世界おじさん#13

 まだまだ俺たちの戦いはこれからだEND。エルフさんの抱っこしてポーズからの「んっ」の破壊力よ。あと、もしかして転生してきてる?。

 向こうが会釈してきたからおじさんもそれに答礼するというシーンだが、そもそも相手が会釈してくるのはなんで?ということだし、わざわざ通行人をこれだけ手間かけて描写してるのは不自然なので…。
 エピローグが次回予告みたいになってたし、続編やるかもな。とはいえ一つのシーズンとしておそらく原作のストックが山場を持てるほどあるわけではなさそうなんで、最近の続編のように2~3年待ち、もしくは4~5年は放置プレイの可能性が高そうなのがなんとも。
 あんまり的を得てるとも思わないんだけど、本作の人気の秘訣はおじさんの造形なんだろうなと思ってる。セガに対する尋常でないこだわり、見かけをわざと落としてるあたり、普通だったら主人公格になれないはずなんだけど、これって一般的な男の最大公約数的なもんなんだろうなという感じ。こだわり…というのはある意味ミスリードであって、男だったら譲れない何かあたりを想定してるのだろうし、男の自分から見ても彼は理想の上司像そのものだったりするので…。全部自分で仕事を片付けちゃうきらいはあるんだけど、こう管理職の椅子にふんぞり返って部下を評価してるだけでなくって、いわゆる「やってみせ」タイプの上司。あとはブ男が美女にモテるあたりは男の妄想全開だよね…ってところかな。現実社会には顔も性格も良いモテ男クンはいるんだけど、大抵そいつらは群がってくる女を片っ端から食っちゃう場合が多いので…。
 日常編に見るべきところはないし、それ以外はおじさんの異世界体験記を眺めてるだけ―みたいな構成だけど、個人的にあんまそういう分析抜きで面白いと感じて視聴してたなーという。

*1:スペインポルトガル人が中南米の原住民をレイプして混血児を作っちゃうのは征服でしかないので