このヒーラー#12

 今まで登場したキャラを全員集めてきてオリジナルシナリオらしい。最終回の盛り上がり感はあったけど、今までがお笑いコントの構造だったからよくよく考えてみたらヨソ行き風味。もともとお話の結論は作らないか、いい話で終わる…ように作られてなかったから、ドワーフを助けて終わりというのに違和感はある。ただ、おそらくもう続編は作らないのだろうから、お祭り感重視でこれにてお開きという仕立ては悪くない。
 思えば、めんどくさいというところからもっと女のどうしようもない側面を描くのだと予想してたので、それが早々に裏切られてただのコメディになってしまったが、まぁそのへんはそれが正しいからウケてアニメ化という話にもなったんだろうからなんとも。自分の思ってた方向性に行くと、どうしても読者にストレスを与えてしまうから冷静に考えたらあまり取れない手法なんだろうなとも思う。だが、やはりラストで延長線上に腐れ縁というものが視野に入ってるんだろうけども、主人公とヒロインはなんのかんのいって男女の仲を意識してたという形にしたのはどうなんかなといったところ。そういう構図は個人的に嫌いではないんだけど、どっちつかずのほうがギャグにキレ味が出ると思うから、それやったら話は終わってしまうのでは?という話。
 というわけで、もうちょっとうらみちおにいさんみたいなものを期待してたけど平凡だったなぁみたいなところ。視聴中は退屈しなかったけど。

薔薇王#24

 主人公が王座からすっころげるその話。とどのつまりで基本に立ち返るとか、人として終わる瞬間に本当に必要で欲しかったものが手に入る構図とか、なかなかにして圧巻だった。もうちょっとこう救われないなら救われないなりに泥水をすするとか、持っていたものがすべて剥落するとか、みじめな結末がまっていて、典型的な悲劇で終わると思っていたから、内容は濃かったし捨てるものもあれば拾うものもあるという世の中は厳しいとか儚いものみたいな感じでもなくってなかなか見ごたえはあった。まぁヘテロ嫁の進言で血の繋がってない息子は逃がしてたし、この展開はわかる人にはわかるんだろうなと思うが、少なくとも自分は予想してなかった形ではあった。
 最初の数話は陰鬱だったし、なんか訳知り顔でかっこいいセリフを言わせて、ダークな雰囲気のファッション動画ぐらいなのかなと思ったら、問われてるテーマは割と男女問わないものだったし、元ネタのシェークスピアが込めたものがおそらく損なわれない形で、さらに原作者がそれをいろんな解釈ができる形で再構成してたのはなかなかよかったんじゃないでしょうか。最初はともかく1クール目の終盤に入る直前から断然面白くなったという記憶がある。まぁコンプレックスという人間の内面に深く立ち入るから、リチャードという主人公に興味を持てなければアレなので、人は選ぶかも。

かぐ告3

 ついに二人の思いが伝わってEND。アレ?、オレなんで泣いてるんだろ?。
 OP・EDがなかなか良かった。鈴木のほうはいつも通りだとして、EDもなかなか。まるで映画のワンシーンみたいな感じで、小椋佳シクラメンのかほりを彷彿とさせる。シクラメンはあれは、一番二番三番で、出会い/恋愛中/別れとそれぞれ異なる一連の繋がった歌詞になっていて、さすがにそれには及ばないが、若者らしい昂揚した気分を良く表現してるとは思ってた。ED映像とはあまり合ってないので、そのへん画像に目が釘付けになってたら歌詞は頭に入ってこないんだけど、なかなか甘酸っぱくてよい感じ。
 映像化とあるが、劇場版あたりなのかな。いちおう物語上のミッションは達成されたと思うんで、1クールアニメは作らないと思うがなんともいえん。

ルフレ、ハンター終わる。

 ハンターはなんか今回ヨユーで7000位ボーダーをクリアしてた。というよりふむふむ、ガチャにまた293が来て悶絶。

 オフショルだしミニスカもちゃんと穿いてるけど、ぱっと見裸エプに見えて色めき立ってしまったよ。シーンテーマが新妻コンテストだし、新婚生活を妄想させるになんかえらい気合の入ってるグラで、放課後バスケよりなんか魅力的に感じたのだが、手持ちのチケットが払底してるからあきらめざるを得ない。
 っつーか、城姫クエストの方がキツいんだよね…。