薔薇王#18

 主人公を巡る愛憎劇。1クール目からのキャラも交えて乱戦模様。2クール目になって主人公の顔立ちが女っぽく変わっていたが、なかなか自然で良い感じ。自分が好きだと思っていたその気持ちにも確信がもてず、おろおろするあたりやはり人間描写の妙が光るとは思った。

このヒーラー#6

 対盗賊と対ゴーレム編。なんか今回は妙に面白かった。自分がこの作風に馴れておかしがりどころがわかってきたからなのか、今回のネタ自体が良かったのかも判断つかないのがどうにも。

モブせか#7

 バイクレースで活躍?する話。なんか勢いが止まらんなといった感じ。主人公の俗物ぶりが個人的にはなぜか爽やかと感じてしまう。公爵令嬢がキャットファイトをやらかすのにもビックリしたが、落ちぶれていなかったらもっと冷静に対処したであろうことは想像に難くないが、自分の気持ちに整理がつかず、だからといってそのわだかまりをそのまま相手にぶつけてるわけでもない、そういう複雑な気持ちも表現されているような気がして、なんか腑に落ちるところがあった。そのへんは緑髪の元婚約者にも言えて、しかも主人公が緑髪に課した約束の中身も落としどころとしてよく考えられているのには舌を巻く。あれ、緑髪が仮に個人的に謝罪に行ったところで事態は解決しないか、下手するともっとエスカレートしたと思われるが、第三者として主人公が仲立ちをすることでトラブルが終結を見たってことだよな…。
 なんかB級であることを最大限に利用して物語にメリハリをつけているというように見える。クロスアンジュもB級作品では結構面白かったが、あちらはねちっこいイメージが先行するけど、こちらは一つ一つがさっぱり完結してるような感じ。作品全体に通底してるテーマなりが見えてくれば奥深い作品にもなろうが、このままでも十分楽しめる。